なぜ、できるリーダーは開始前に「さあ始めよう」と手を叩くのか?

 

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

第99代内閣総理大臣の菅氏の原稿を見ると、原稿のセリフ以外に、「拍手」「水を飲む」という言葉も記されています

人前で話すことが決まったら最初に考える「3つの問い」

(1)目的は何か

(2)メインメッセージは何か

(3)あなたは誰か

日本語は「13文字」で一息に話す

名詞のみの組み合わせのほうが記憶に残る

文字数3~6と少ない名詞のみのキーワードが記憶に残る

なりたいリーダー像を「セルフ・パペット」に設定する

「緊張しないように」と過度に思わなくても大丈夫。「緊張したら○○をする」と対応策を決めておきさえすればいい

会議やプレゼンで資料を配布する場合は、あえて重めのバインダーに挟んでおきます

うまくいっていないことを報告しなければならないときも柔らかい椅子に座らせましょう

話し手自らが起こしてしまう視覚ノイズは、身に付けているものが原因です。例えば、ブランドロゴが大きく入った衣装や高級ブランドの腕時計。ブランドのロゴのほうが目立ってしまうと、話し手の言葉よりもロゴのほうが印象に残ってしまいます

リーダーとしてふさわしい第一印象にするにはどうしたらよいでしょうか?答えは「重厚感」です。落ち着きのある堂々とした印象、軽すぎない信頼できる印象という「重厚感」を、言語スキルと非言語スキルの両方を使って第一印象として伝えるのです

重厚感の法則

1.歩き方 背筋を伸ばしゆっくりと

2.靴音 カツカツと靴音を響かせ自信をアピール

3.歩き回る あえて会場後方のドアから入る

4.疑問を持って人前に出る

5.高く、大きく見せる

6.「沈黙」を作る

7.アタック音を立てる

テレビやラジオの放送番組で、出だしの勢いをつけるための効果音を「アタック音」と呼びます(中略)同じ効果がある音を、話し始めに取り入れます。例えば、「さあ、始めましょう」といいながら手を叩く

トップリーダーがやっている5つの変化

1.話す速さを変える

2.声を変える

3.表情を変える

4.目線を変える

5.ジェスチャーを変える

モテたい人や人と仲良くしたい人のためのコミュニケーション本ではなく、極めて硬派な、ビジネスリーダー向けのスピーチ実践ノウハウです。

人を魅了する技術はもちろん、緊張して本番中、しくじった時のリカバリー方法なども書かれており、人前で話す人は重宝すると思います。

ビジネスパーソンはいつかリーダーになった時のため、著者はメディアに出る前に、読んでおくといいと思います。

ぜひ読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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