あなたは「嫌な相手」に対して精神的にマイナスになるようなことをされた時、どうやって持ち直しますか? 無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、自身が「嫌な相手に動じないようになった必勝法」を語っています。
嫌な相手に動じない方法
珍しいかもしれませんが、たまには僕の暗黒面をお見せしておきたいと思います。(厨二感)
僕は割と精神的にマイナスに落ちるようなことが少ないタイプです。
凹むことはもちろんありますが、ちょっとするとだいたいのことは「まぁいいか」的にスルーできます。
スルーしてはいけないこともありますからそれはそれでちゃんと対処はしますが、それこそスルーした方がいいなと思えるようなことはあっさり忘れてしまえます。
接客販売業をしていると、こういうことってよくあるんですよね。
急に本社から電話がかかってきて、あまり好きではない誰かから何かを言われたり。
お客様(と呼んでいいのか微妙なことが多いですが)から、妙ないちゃもんをつけられたり。
僕は嫌いな相手はとことん嫌いなので、そういう人から何かを言われたりすると気持ちが落ち込みそうになることもあるわけです。
それでも、すぐに持ち直せるように2つのあることを考えています。
ものすごく人を馬鹿にしているように聞こえると思うので、あまり言いたくはないのですが、まぁたまにはということで。
1つは、「人生1回目なんだろうな」と考えるパターンです。
昔一緒に働いていた上司とこの話はよくしていたのですが、自分たちより立場が上だったり、こちらが何も言えない状況で無茶を言ってくるような人にはこう考えていました。
「あの人は人生1回目なんだからしょうがない」という考えにしてしまうのです。
この話、結構考えている人は多いらしく、「私もそう考えている」という人に出会ったことは何度かあります。
SNSなんかでも言っている人を見かけたこともありますね。自分が1回目じゃないかどうかなんて知りませんし、輪廻転生が実在するかどうかもまったくわかりません。
でもそんなことは都合よく棚上げして、「あの人は人生1回目だからしょうがない」と思うと、不思議と楽になるのです。
アレコレ言われても、「まぁ1回目じゃこんなもんだろうな」と自分の精神は落ち着けられる。
もう1つは、「勝手に肩書きを取ってしまう」というものです。
どこぞの偉い人から何かを言われたりした時によく考えるのですが、
「この人がこうやって言えるのも、肩書きがあるからなんだろうな」
と、これまた自分で勝手に想像するパターンです。
これまた、自分が平常心でいられるようにするための僕なりのやり方。
相手がアレコレ言ってきても、「どうせこの人から会社の名前や肩書きが取れたら、何もできないんだろうな」と想像してしまう。
そうすると、嫌な相手でも「必死なんだな」となぜか平常心でいられるようになります。
ね?めちゃくちゃ嫌なやつでしょ?(笑)
でも僕はこういうことって意外と大事なんじゃないかと思っています。
はっきり言えば、僕なんて偉くもなんともないですし、能力だって大したものがあるとも思えません。
ですが、そうした意識のまんまで自分が精神的にきつい相手と対峙すると、本当に参ってしまうのです。
接客販売業は不特定多数の相手と接しなければならない仕事ですから、余計にしんどくなりやすい。
それで参ってしまうくらいなら、どこか自分のことは棚に上げてでも楽になる(できる)手段としてあっても良いと思うんですよ。
生きていく上、仕事をしていく上では、そのくらい図太くても誰に迷惑をかけるわけでもありません。
むしろ自分の気持ちを整えられるということであれば、それでいいと思うのです。
もちろんこうした内心が相手に届くような対応の仕方はNGです。
バカにしていると表に出すようなことをしていては、それはそれで問題が出ますし、やるべきではありません。
さらに自分が本当にできていないことを棚上げする言い訳に使うのも違います。
あくまでも自分の心の内の話で、自分を整えるためのもの。
そういう感覚で受け取ってもらえたらと。
今日の質問&トレーニングです。
1)自分が嫌いな相手や苦手な相手から不当に何かを言われて落ち込んでしまうことはありますか?
2)そんな時、どんな風に考えれば動じないでいられますか?
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