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温かい目で見てくれない人も。夏休みに「身内を店で手伝わせる」のはアリ?

個人店では、夏休みになると親戚や家族が手伝いをする。そんな光景を見ることがありますよね。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、「できれば温かい目で見てほしい」としながらも、身内であろうと店のスタッフとしての態度を勉強させるべきと話しています。

休み中の手伝い

夏休みや正月の時期になると、個人店などでは手伝いで親戚や家族が手伝いをすることがあります。

かく言う僕自身も小学生の頃から家業(飲食店)の手伝いをしていました。

こういう時、その手伝ってもらう人にどんなことを伝えておくかはものすごく重要だなと思います。

たとえば家族や親戚に中学生や高校生くらいの子がいて、人手が足りないからとレジに配属するとします。

しかし普段アルバイトなどをしていない子たちですから、お客様との接し方などもちろんわかってはいません。

休み時期になれば観光地だったりするとものすごく大勢の人がやってきます。

すると忙しさも相まって、とても感じの悪い態度で接してしまう可能性だってあるわけです。

ちょうど今、瀬戸内に来ているのですが、まさにそんなお店にいくつか遭遇しました。

僕は昔自分自身もそうした手伝いをしていたこともあって、微笑ましく見れる方だとは思うのですが、それでもやはり店に立つスタッフとしての態度かと言われると褒められるものではありません。

「そのくらいいいじゃん」と思う向きもあるのは理解できますが、こういうこともブランディングの一つになってしまうのです。

学生や親類を手伝いとして入れるかどうかは店側の自由であって、その上でその態度で店頭に立たせて良いとしているのも店側の判断だということですね。

だから、それで店の評判に影響が出ても、当然店の責任に他ならないのです。

たとえそれが子供であっても、お客様にとっては関係ないということになってしまいます。

正直いえば、そのくらいのことは温かい目でみてほしいという気持ちもあります。

ただビジネスってそう甘くはないのも現実です。

だからたとえ家族だろうとなんだろうと、店に立つことの意味はきちんと伝えてから立たせなければなりません。

ご近所の知っている人たちがお客様としてやってきてくれるばかりなら、お互いにコミュニケーションも取りやすい環境ではあるでしょう。

しかしもしそうではないお客様が多い地域や土地で商売をしているなら、この辺はちゃんと考えておかないと、後々痛い目を見てしまいます。

特に家族や親類といった親しい間柄であればあるほど、後になって修正を図るというのは難しくなるものです。

ちなみにこれはお客様が自店のスタッフとしてアルバイトで入ってくれたりするパターンでも起こることです。

表側の部分だけを見ていて、お客様に接する態度や向き合い方を理解していないまま手伝い出すと、やっぱりまずいことになりかねません。

くれぐれも注意しておきたいところです。

今日の質問&トレーニングです。

1)もし家族や親類や友人のような親しい間柄の人が自店を手伝うことになったら、まずどんなことを伝えますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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