なぜ外食コンサルは「繁忙期に異常値を出せる店は年商が大きい」と言い切るのか?

 

ドリンクを適正に

3.1%のブレのうち1%は仕入れ部分で解決。残し2.1%の改善を狙う必要があります。

その中で一つ分かったのがドリンク。理由は2つありました。

1.ドリンクの価格が違う
2.1人辺り杯数が違う

1.ドリンクの価格が違う

これは本当に勿体無いケアレスミス。フードの売価変更は細かくやりますが、ドリンクは少し放置気味、

そのため、原価率が良い店はドリンクも適正価格化していたのですが、高い店は古い金額のままでした。
これは即時修正を行います。

2.1人辺り杯数が違う

これは接客におけるお代わりですよね。「お代わり必要なら言ってくださいね!」

これを徹底している店舗か、モバイルオーダーにただ依存する店舗か。

やはり前者の方が杯数が増えます。これを繁忙期前に知れて良かった!と捉え、11月中に徹底してロープレや教育を実施。

このドリンクだけで1.5%もの原価率の違いがありました。

確かにこちらのドリンクの理論原価率は19%。当たり前ですが19%の出数構成比率が高まれば原価率は下がるに決まっていますよね。

商品販売に意志があるか

交差原価率で分析した時に、スター商品を決めてそれを全員で訴求するのは大切です。

・食べて美味しい!
・粗利率が高い!
・客単価減にならない!

このような商品があればしっかり販売する。これってとても大切ですよね。

原価率が良いお店ではそれがお店の目標になっていました。

「総来店組数に対して50%以上販売する」が目標で、それを達成するための声かけなどを工夫されていました。

原価率が悪い店は特段オススメはなく、お客様が気になるものを受けるだけ。

やはり商品販売に意志がある方が粗利率はもちろん良くなります。

しかも数字だけでなくちゃんと美味しいので、満足度も高くなる傾向にあります。

面白かったのが原価率が低い店の方がーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年12月9日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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