年商10億未満でもM&Aはできる。メリットと気を付けたい注意点

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数年前までは大企業が行うイメージの強かったM&Aですが、近年は年商10億未満の企業でも増えてきたそうです。外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんは自身のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』の中で、身近になったM&Aを戦略の選択肢として紹介しています。

年商10億円未満でも積極的に考えたいM&A

昨年はご支援先のM&Aが本当に多かったです。

(私はM&A仲介業者ではないのでそこからフィーは頂戴していないのでご支援先の皆様はご安心ください。)

これが数年前だといわゆる大手企業さんが中心。ただ昨今は本当に様々なパターンが増えました。

例1)
年商3億のご支援先が個店をM&A

例2)
年商8億のご支援先が他府県の同業態をM&A

例2)
年商7億のご支援先が年商3億のローカルチェーンをM&A

などなど。本当に身近な選択肢になりました。

今日は年商10億円未満の企業でも、身構えず常に事業戦略の一つとして考えてみよう!という話です。

もちろんリスクが問題の話も。

■M&Aのメリット

理想とか理念を横に置いておいて。敢えて金銭的な視点で考えると、

・時間をお金で買える

・ノウハウをお金で買える

・優秀な従業員さんを引き継ぐ

この要素は大きいですよね。

■大事なのは事業戦略

今後5年とかを考えた時に、どのように事業展開を考えていますか?

一部ご支援先ではこんな考え方で事業戦略マップを作っています。

例1)飲食を中心に展開されるご支援先

横軸:立地戦略

ロードサイド・駅前・フードコート……など

縦軸:業態

うどん・寿司・カレー・居酒屋……など

これで見た時に埋めたい抜けが見つかります。

例)駅前×うどん

じゃあそこを自分達で作っていくのか、M&Aを考えるのかFC加盟を考えるのか。

ここから最も投資対効果が良いのを考えていきます。

例2)流通領域も考えるご支援先

横軸:業種

飲食・水産卸・水産加工・給食・・など

縦軸:ターゲット

一般消費者・介護施設・ホテル・・など

これも埋めたい抜けを考えます。

例)水産加工×一般消費者

これの為に販売チャネルや商品開発できる企業を自分達で作るのかM&Aを考えるのか。

このように進めていきます。

■絶対に気をつけて欲しい点

面白いM&A案件がある!買う!多分シナジーはあるはず!

これってまあまあ後から苦労します。というより、シナジーありきのM&Aって本当に難しいんですよね。

結局シナジーなんて何もなかった。その上でその単体事業を心の底からやりたいか。

この視点がないと企業統治のところから本当に心折れるくらい大変になる事も。

そのため、ーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2025年2月3日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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