子供を一番いじめてるのは「親」という現実。しつけという名の言い訳

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以前ブームとなった「叱らない育児」による弊害がクローズアップされていますが、無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の著者で教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんは、「親たちは本当につまらないことで子どもを叱る」と真っ向から「しつけで叱る」という行為自体を批判。さらに子どもを叱り続けることで生じる思いもよらない「害悪」を説いています。

子どもを一番いじめているのは親。子どもの人権侵害をするのも親

子どもが叱られている姿を見ると悲しくなります。本当につまらないことで親たちはよく子どもを叱ります。家で叱るだけでは足りなくて、楽しい旅行の最中にも叱ります。今日も新幹線の改札口で子どもが叱られていました。

ついさっきまで、子どもはニコニコ笑顔いっぱいで幸せでした。そこへ親の冷たいひと言…。

子どもから笑顔が消え、悲しみが広がります。満開の花が急にしおれるように、子どもはうなだれます。せっかくの楽しいひとときも台無しです。

親たちには、もし自分が子どもだったらと考えてみて欲しいと思います。そういう冷たい言葉をぶつけて欲しいと思うでしょうか?

子どもの立場になって考えてみてください。相手の立場に思いをやって考えることが思いやりですね。

自分が子どもだったら嫌なはずです。自分が嫌なことを相手にしてしまう…。そういうのはもうやめましょう。

とてもシンプルなことです。自分がされて嫌なことは相手にもしない…。人間が人間らしく生きていくためのもっともシンプルな基準です。それなのに、なぜ自分の子どもには守れないのでしょう

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