人気ビーズソファ「Yogibo(ヨギボー)」を輸入販売するウェブシャークが、米国のヨギボー本社を買収したと報じられている。
買収額は非公開とのことだが、一部メディアによると100億円超とみられている。
ウェブシャークは2014年に日本総代理店契約を締結し、日本でヨギボーの販売を開始。買収の打診が21年7月頃にヨギボー社からあったといい、同12月に持ち分譲渡契約を締結し、譲渡が完了したという。
“ヨギボー&コタツ”でダメになる人が続出中
販売代理店による海外本社の買収という珍しいケースとあって、話題を呼んでいるこのニュース。
ヨギボー自体、アメリカ、カナダ、韓国、台湾、タイ、シンガポール、オランダなど、世界各地で売られている商品であるものの、特に日本では人気ガールズグループ「NiziU」が出演するTVCMが話題になるなど、認知度・人気共にすこぶる高いようで、世界にある約130の販売店のうち、その7割近くが日本に存在するとのこと。
コロナ禍により長引くおうち時間を快適にするアイテムとして、2020年に大いに注目されたヨギボーだが、その人気ぶりは一過性で終わらず、21年7月期は前期比77%増の168億円、純利益は3.2倍の30億円と、右肩上がりの人気ぶりのようだ。
このように、ヨギボーが日本国内で特に売れまくっているのは、靴を脱いで畳やフローリングの上でくつろぐという日本のスタイルが、ヨギボーにとても合っているというのが専らの声。特に最近のような寒い時季だと、“ヨギボー&コタツ”の組み合わせが「二度と動けなくなる」「人間じゃなくなりそう」と、その魅力に憑りつかれる人が続出しているようなのだ。
ヨギボーとか無印のダメソファはこたつとの相性が良すぎてマジでダメになる
— 藍川1/16艦隊名古屋【K-05】 (@Ruru179) January 13, 2022
こたつとヨギボーは組み合わせると二度と動けなくなるってのは方々から聞く
— 蓮華 (@ckalenn) January 13, 2022
私もやっすい座椅子使っているのですがヨギボーに包まれたいです
腰!!必須ですね!!
確かにコタツも欲しくて両方手に入れたら人間じゃなくなりそうです((((;゚Д゚)))))))— Aya@読書 (@Aya2020book) January 13, 2022
意外と面倒なビーズクッションの“処分”
このように日本のリビングや茶の間に急速に浸透しつつあるヨギボーだが、ソファはもちろんベッドスタイルにしても使える大型モデル「Yogibo Max(ヨギボーマックス)」 だと、同社のオンラインショップで3万円程度で売られているなど、結構いいお値段がするのも事実。
いっぽう、ヨギボー以外では「無印良品」や「ニトリ」などでも、この手のビーズクッションは多く販売されているようで、価格もリーズナブルなそちらで十分だといった方も多い模様。また、ヨギボーは海外発ということもあってか、そのカラーバリエーションが挑戦的すぎるところがあり、置く部屋のインテリアとの調和を考えると、ちょっと選びにくいといった見方も多いようだ。
Yogiboって無印のビーズクッションと変わらないと思ってたので値段聞いてびっくりした
— どれみのごんり (@lespouces_verts) January 13, 2022
日本の地べた文化に合うもんね
ちなみにわいはニトリのヨギボーもどきで満足です。やすい https://t.co/DVHQMew4IZ— さやか店長@ファミコンショップまつおか (@SayakaMatsuoka) January 13, 2022
あのカラバリが絶望的にインテリアを破壊するので無印とかニトリにあるyogiboもどきで妥協してしまう…
— まぐ (@mugs_fuji) January 13, 2022
さらにヨギボーに限らず、この手のビーズクッションの問題点として多く挙げられているのが、使っていくうちにヘタって潰れてしまうところ。調べてみたところ、無印良品の場合はカバーの中身のソファそのものを取り換える必要があるものの、ヨギボーやニトリなどでは、補充用のビーズが販売されている模様。ただ、ビーズを補給すると当然その分重くなってしまうので、掃除の時などに動かすのが大変といった声もある。
ヨギボーって耐久性どうなんかな 無印のやつはすぐデロデロのダメソファになりましたが……
— チベットスナギツネ (@386ch) January 13, 2022
ヨギボーとか人をダメにするビーズソファは何種類か使ったけど、体重が重い人はすぐにヘタるのでおすすめできません。
2年くらいで地面を感じるようになる
ヨギボーも補充ビーズを入れたりしたけど、補充ビーズが高いし、追加するぶん本体が重くなって、掃除のとき大変。— やまのゆき (@yamanosnow) January 13, 2022
yogibo。
人をダメにするクッションで有名なんだけど、しっかり親が付いていれば赤ちゃんこの上でよく寝る。
息子は小さい頃からこの上に乗ると即寝てた
ただ、このクッション…マジでヘタる。
コスパは悪いと思う…補充して重くなる中身の入れ替えなどもある…うーん。1歳と4歳のこぴっぴ。 pic.twitter.com/D8XPL6jhOr
— ぴっぴ˚✧₊⁎Radiotalk˚✧₊⁎ (@nyaaaaa0711) December 16, 2021
くわえて、何気にめんどくさそうだという声が多いのが、古くなったりした際の処分。実際SNS上を見てみると、処分の際に誤ってその中身をぶちまけてしまい、部屋中が大変なことになったという経験の持ち主は、結構多いようである。とはいっても、そのままゴミに出す際には、それがビーズクッションである旨が分かるようにしておく必要があるようで、さもないと収集車の圧縮板に巻き込まれて破裂してしまい、収集作業員の方は全身真っ白、さらに臨時の収集車を手配しないといけないといったオオゴトになるようだ。
ビーズクッション処分しようとしたら部屋の中大惨事になった pic.twitter.com/EuI40mqOHr
— チカゼ (@ckz46) October 3, 2021
ビーズクッション処分する時は絶対に中身出して捨てようとしちゃ駄目よ、3回以上発狂するから pic.twitter.com/JZ1ttgqmq4
— 禁酒1日目 (@kaede_hidori) June 23, 2020
マイクロビーズクッションは気安く捨てるんじゃないよ!
布や紙類と混合で分からずに積んでしまい、破裂して全身真っ白。
車内を汚せないから作業着の上着は破棄。
事務所に報告、臨時車手配、そして掃除。
破裂されると誰も幸せにならない。大きいのは粗大で申請してもらえるとありがたいです。
— 収集作業員 (@sagyo_in) April 15, 2021
日本国内でビーズクッションが大いに流行し始めてまだ数年。その流行に飛びついた人々が、ひとしきり愛用したうえで、新たなものに買い替えるかどうかを検討する段階を迎えるのは、もう少し先の話になりそうだが、その際に喜んでまた買おうと思える商品であるかどうかが、今後日本企業として再出発するヨギボーの浮沈のカギを握りそうだ。
Next: 「日本の代理店が相当優秀なのね」
ツイッターの反応
Yogiboは日本のブランドになりました。これからはYogiboを世界ブランドにする為に頑張りたいと思います。日本の皆様どうぞ応援よろしくお願い致します。日本から世界へ。
— 木村誠司 Yogibo / WEBSHARK Inc.代表 (@TaishoYogibo) January 13, 2022
ヨギボーって世界的に売れてると思ったら半分以上日本での売上だったのか。日本の代理店が相当優秀なのね。
ビーズソファ「ヨギボー」、国内代理店が米国本社買収: 日本経済新聞 https://t.co/6tCG3LpE7L
— 係長 (@cakari14) January 13, 2022
ヨギボー勢い凄いな
NiziU起用から更に加速してたなら嬉しいな。CM好感度も高かったし、テレビでもyoutubeの広告でも結構見たから企業努力が凄かったと思う!
自分もNiziU起用から知ったから#NiziU #Yogibo @NiziU__official https://t.co/z0YaH8jc1E pic.twitter.com/uFr0zQfSB1— 虹郎 (@NiziU_tyan) January 13, 2022
ヨギボー日本代理店が米国本社買収ってすごいねそんな下克上みたいなことあるんだ
友達が持ってて、猫ちゃんもくつろいでるらしい️
人をダメにするソファ、無印とどっちがいいか悩んでまだ買えてないこのサイズのチョコレートブラウンカラーが欲しいhttps://t.co/lyYVbOn20m
— たみ (@watari5615) January 13, 2022
ヨギボーは売り場がいつも混んでて値段見たらMUJIやNITORIやカインズの何倍もするやつみんな買えるんだなって自分の財布の寂しさを実感するのであまり近寄らないようにしてる
— sissylacoquet (@sissylacoquet) January 13, 2022
ヨギボーと無印で人をダメにするソファーの頂上決戦が…って、もう始まってるか。笑 https://t.co/0qIPHzLc7w
— Clockworker's Doll (@ClockworkersD) January 13, 2022
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