14日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり81銘柄、値下がり142銘柄、変わらず2銘柄となった。
13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は269.67ドル安の42140.43ドル、ナスダックは301.75ポイント高の19010.09で取引を終了した。管理医療会社のユナイテッドヘルス・グループの下落が重しとなり寄り付き後、まちまち。消費者物価指数（CPI）が予想を下回ったため関税によるインフレ上昇への懸念が緩和し相場の下値を支えた。サウジアラビア政府系ファンドが所有するAI新興企業との提携発表を受けた半導体のエヌビディアの上昇が支援し、ナスダックは終日買われ、終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウは一段安となり、まちまちで終了。
ハイテク株の上昇を受けて、東京市場は買い先行で取引を開始。日経平均は前日終値水準を上回ってスタートしたが、買い一巡後は、為替が1ドル147円台前半と前日比で円高推移となったことなどから上げ幅を縮小し、38000円水準でのもみ合いとなった。短期的な過熱感や38000円台回復による達成感などが意識されたもよう。2009年以来のTOPIX連騰記録は13日連続で止まった。
大引けの日経平均は前日比55.13円安（－0.14％）の38128.13円となった。東証プライム市場の売買高は22億6098万株。売買代金は5兆4483億円。業種別では、輸送用機器、医薬品、精密機器、食料品、ゴム製品などが下落した一方、銀行、証券・商品先物、鉱業、非鉄金属、パルプ・紙などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は34.9％、対して値下がり銘柄は63.2％となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約43円押し下げた。同2位はトヨタとなり、テルモ、ダイキン、TDK、バンナムHD、ニトリHDなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約92円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、ネクソン、ディスコ、東エレク、ソニーG、フジクラなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 38128.13(-55.13)
値上がり銘柄数 81(寄与度+348.46)
値下がり銘柄数 142(寄与度-403.59)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 7496 348 92.60
ソフトバンクG 7896 296 59.07
ネクソン 2648.5 382.5 25.45
ディスコ 37030 3710 24.68
東エレク 24225 225 22.45
ソニーG 3788 134 22.29
フジクラ 6027 284 9.45
レーザーテック 15625 690 9.18
SMC 53110 2740 9.11
丸井G 3079 253 8.42
SCREEN 11470 535 7.12
良品計画 5126 201 6.69
リクルートHD 9044 66 6.59
野村総合研究所 5960 191 6.35
大日本印刷 2187.5 93 3.09
三越伊勢丹HD 2091.5 62 2.06
東京海上HD 5911 39 1.95
ソシオネクスト 1911.5 51.5 1.71
しずおかFG 1629.5 51 1.70
京成電鉄 1609 33.5 1.67
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 48960 -540 -43.11
トヨタ自動車 2749.5 -100.5 -16.71
テルモ 2726.5 -58 -15.43
ダイキン工業 16305 -440 -14.64
TDK 1632 -29 -14.47
バンナムHD 4675 -135 -13.47
ニトリHD 15435 -800 -13.30
信越化 4630 -80 -13.30
第一三共 3388 -129 -12.87
オリンパス 1936.5 -80.5 -10.71
任天堂 11700 -305 -10.14
ホンダ 1460.5 -43 -8.58
ファナック 3935 -51 -8.48
スズキ 1811.5 -56.5 -7.52
京セラ 1792.5 -27.5 -7.32
ヤマハ発動機 1073.5 -61 -6.09
花王 6231 -177 -5.89
大塚HD 6680 -165 -5.49
ZOZO 1580.5 -52.5 -5.24
日東電工 2760 -31 -5.16