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“億トレ”鈴さんインタビュー|リピート系自動売買でも1億円到達は可能

※この記事はアフィリエイト広告を利用しています

FXのリピート系自動売買「トラリピ」を軸に情報発信を続け、多くの投資家から厚い信頼を得ている鈴さん。

自身の売買ルールや運用実績を隠すことなく公開し続けてきたスタンスが、FXトレードを学ぶ人々の大きな支えとなっています。「勝ち方」ではなく「継続的に稼げる仕組み」にフォーカスする独自の視点に迫りました。

聞き手:鹿内武蔵/本文:北原拓実
(『外国為替』vol.2より改変/インタビュー日:2022年11月9日)

 

鈴さんプロフィール

会社を辞めたくてFXを始めたが、2015年末からの半年で500万円の損失を計上。そこから必死に勉強してトラリピで生活費を稼げるようになり、2018年9月に退職してセミリタイアを実現。さらに、2021年6月に田舎でスローライフを開始。【書籍】黄金の卵を産むニワトリの育て方 FXトラリピ最強トレーダーの投資術

好調だった2022年。トラリピ主体の運用スタイルは継続中

─まずは現在の運用スタイルについて伺います。利用しているFX会社や資金配分はどのようになっていますか?

現在は、資産の大半をマネースクエアに置いており、運用規模は約1億円です。2020年には5000万円の資金で年利20%を想定していましたが、結果的に6300万円もの利益が出て、利回りは40%となりました。トラリピでこんなに利益が出ることはなかなかないのですが、今年は特にドル円の買いポジションが奏功しましたね。

また、IG証券ではユーロズロチの売りポジションに300万円を振り分けています。この通貨ペアはスワップが非常に大きく、今はポーランドが利上げをして歴史的高値圏なのでずっと売りに出していたところ、当初の目標利回り30%に対して実際には100%という驚異的な結果となりました。これはロシアのウクライナ侵攻が理由です。EU加盟国のポーランドがウクライナに隣接していることもあり、侵攻の瞬間はレートが上がりました。ただその後、戦争が終わったわけではありませんが、ポーランドへの影響がないと分かるとまたすぐに下がったんです。

加えて、インヴァスト証券のマイメイト(※編注:2025年3月29日にサービス終了)には50万円を投じています。こちらは今年の7月から始めてまだ4か月目で検証中ですが、利回りは60%ぐらいです。マイメイトでは自動で裁量トレードができてトレンドには強く、今年の相場に合っていてうまくいっていますね。ただまだ始まったばかりのサービスなので、未知数なところもあります。

─過去には使っていたものの、現在は使っていない自動売買のサービスなどはあるのでしょうか?

ループイフダンやトライオートも試してはみましたが、最終的にはトラリピに落ち着きました。シンプルさを求めるならループイフダンやトラッキングトレード、逆に細かなカスタマイズをしたいならトライオートFXや連続予約注文(マネーパートナーズ)も選択肢になります。

私の場合は最初からトラリピを使っていたこともありますが、ループイフダンだと機能が足りず、連続予約注文やトライオートFXまでの機能は使わないので、メンテナンス性なども含めてトラリピがちょうど良かったんです。

私自身はトレーダーというよりはエンジニアのつもりで、トレードで利益を出すのではなく、利益が積み重なる仕組みを作って、それを回していくイメージを持っています。トラリピも、そのものが稼いでくれるわけではなく、あくまで戦略を実現するためのツールであり、プラットフォームです。エンジニアがシステムを開発する際に言語を選ぶのと同じように、私は仕組みを作ってトラリピやマイメイトで実装します。

リスク分散は2軸で。業者のサービスもフル活用

具体的に私の最近の例で言うと、トラリピはリスク低めでワイドに仕掛ける戦略と、ある程度リスクを取ってナロー(狭い)に仕掛ける戦略のどちらも採用しており、それぞれ「ワイドレンジ」「ナローレンジ」と呼んでいます。

ワイドレンジは、10年に一度の相場変動に備えた戦略で、具体的にはリーマンショック後の世界にも対応できるような設計にしています。大きく構えて、日々の値動きには手を加えません。

もう一つのナローレンジは、マネースクエアのスリーミリオン倶楽部というサービスを利用しています。私自身には相場観があまりないのですが、サービスで付くコンシェルジュに任せて相場観を提供してもらっています。コンシェルジュと相談しながら戦略を組みま、予測が当たってうまくいきましたが、もし外れていたら損切りすることになっていたでしょう。

ワイドレンジでは予想をしないので損切りもないですが、その代わりに利回りも大きくない。ナローレンジは予想をして仕掛けるので、当たれば大きいですが外れたらその分損切りをします。同じトラリピの手法でも二つで違うことをやっているんです。最初に利回り20%目標と言いましたが、実際はワイドレンジは10%、ナローレンジは30%と置いていて、目指す利回りも違っています。

適性の見極めには試行錯誤が不可欠

─これから投資を始める人がお金を増やしていくために取るべき最適な行動はありますでしょうか? どんなジャンルでもそうかもしれませんが、特に投資は何から始めたらいいのか迷ってしまう人が多いと思うんです。

完全な初心者ということであれば、とにかく「いろいろ試す」ことが一つの答えだと思います。SEが向いている人もいれば営業が向いている人がいるように、その人の性質によって向き不向きがあります。トレードも同様で、例えばせっかちで気が短い人とスイングはおそらく相性が悪く、デイトレやスキャルの方が向いているはずです。他にもトラリピであれば含み損を許容するのは絶対ですし、逆に裁量トレードでは損切りが必須です。万人に対する正解はありません。変に楽をしようとせず、ピンときたものから試してみて、自分に合ったものを探す。「こうやれば儲かりますよ」と謳われた手法に安易に飛びつくだけだと、失敗すると思います。

裁量トレードから始めて結果が出なかった人でも、スイング、デイトレ、スキャルピングなど他に何種類もの時間軸があります。違うものを試してみて、それでもうまくいかなかったら、次は自動売買やマイメイト、というようにシフトしていく。私も最初はトルコリラのスワップ投資でしたが、見事に大損しました。うまくいかなければ他の方法に移るのは何も悪いことではなく、その柔軟性が成功の鍵だと思います。

初心者で特に戦略がなく、何かを参考に真似したい場合は、自動売買の中でも最初はスタンダードなトラリピで始めるのがいいのではないかと私は思います。ただ、もし等間隔じゃなく仕掛けたい、細かく利益幅を変えたい、トレンドを追いかけていきたいなど自分の中で戦略が決まってるのであれば、それを実装できるものを選ぶべきです。

初心者で戦略に自信がない人には、まずはトラリピのような王道から始めてみるのがよいでしょう。戦略が固まっている場合は、機能性の高いトライオートFXなども選択肢に入ります。

 

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感情を揺らさず続けるために「仕組み」でコントロールする

─スタート資金はどの程度必要でしょうか?

100万円ほどあれば、実運用に耐えうるはず。ただし大切なのは「金額」ではなく「資金の使い方」です。100万円で年間10万円の利益が出たら、1000万円では100万円。資金を増やしたからといって利回りは増えません。

最初にシナリオを考えるとき、損失が出ても戦略上耐えなければならないケースは、リスクとして考慮しているはずです。でも実際に暴落すると、想定していた含み損の範囲内にもかかわらず、もっと損失が出るかも…という不安、焦りから損切りしてしまう人がいます。同じように、利益が出ているときに強気になって、予定より多く資金を投入してしまう人もいる。それでは駄目で、どんな状況であろうときちんと自分の決めたスタイルを貫くべきです。

資産の90%を費やしていたら含み損が出たときに慌ててしまうのは当たり前の話で、ロスカットするとその半分が消えるなら冷静でいられなくなるのも当然です。でもそれが資産の10%なら、半分の5%が飛んでもまだ平常心を保てるはず。最初は少なめの額で、自分のコントロールできる範囲で何回も取引を繰り返して、この戦略なら大丈夫という確信が持てれば、額自体が大きくなっても冷静でいられるでしょう。最悪のケースで出る損失をシミュレーションした上で、運用資金が2倍だったら、10倍だったら、それに耐えられるかを想定することが大事です。

トレード一本で生活することを目指す方もいらっしゃいますが、個人的にはお勧めしません。利益が出ないと今月の生活にも困る状況に陥ったとき、人は自分のルールを貫けなくなるものです。不労所得を目指すにしても、一定の副業やストック型の収入源があると精神的にも安定します。

核となる仕組みさえ一つできれば、あとは規模を決めるだけです。テクニカル分析一つ取ってもいろいろな指標がありますが、必勝は無理でも、このタイミングだったら勝てる、という再現性が大事です。そういう意味では自動売買は再現性が高いのでやりやすいですが、できるのであれば裁量トレードでも問題ありません。手法が裁量だろうと何だろうと、パターンを作ることができればいいんです。逆に言うと、仕組みができていなければ資金が1億円あろうと10億円あろうとどんどん減っていく。100万円を増やせなかったら、それ以上の資金があっても一緒なので、実際のところ初期にお金はあまり必要ないと思います。

年利10%で十分。仕組み化に成功すれば拡張は容易

─目標とする利回りはどの程度が妥当だとお考えですか?

年利10%を超えれば、十分だと思います。繰り返しになりますが、金額で戦略を変えないことですね。資金が500万円のときに年利10%で回る仕組みができたら、1000万円では100万円、5000万円では500万円の利益です。そこは固定するのが理想で、変えるとしたら運用資金における資金、現金余力の配分の方でしょう。

また、投資戦略として、基本的に資産はいくつかの運用先に分散するものです。その分散先のどれかに対して投資額を増やしたときにも、利回りは変えず同じことをやりましょう。最低限の生活費分の稼ぎ元を組み込んだりしつつ分散先を増やして、リスクを抑えていくことは重要だと思います。ただ金額を増やしても、目標は変えないのが理想というところは変わりません。10%を見込める仕組みができれば、あとは資金を増やしていけば利回りも増えていくというシンプルな話です。

情報公開は自分自身のため。失敗も資産になる

─鈴さんは収支や設定をすべてブログで公開されています。その意図とは?

私自身、トレードを始めたころに「実際の設定例」や「今どう運用しているのか」が知りたかったのですが、いくら探しても過去の記事ばかりで、参考になる情報がなかなか見つかりませんでした。だからこそ、トレードを始めたころの私自身が知りたかった情報を意識的に載せています。今の収益や実績が載っていないと、みんな参考にしませんし、信用できませんよね(笑)。

また、単純に今の自分にとって必要なものだからという理由もあります。自分の戦略や設定など、細かいところを確認するためにブログにはメモとして都度記録していて、後から設定を変えるときなどに参考にしています。

─最後に、これから投資を始める方へのアドバイスをお願いします。

2つのことを意識してほしいと思っています。

一つ目は、楽観シナリオと悲観シナリオを考えること。シナリオが一つだけだと、願望が反映された楽観寄りの中途半端なシナリオになるものです。シナリオほどはうまくいかないだろうという深層心理があり多少の下振れはあるのですが、結果的には希望的なものができます。でも実際、もっと絶望的な状況に陥りうるので、それを分けて考えておくことです。

二つ目は、稼げる「仕組み」を作ることです。たとえば、月に20万円の不労所得があれば会社を辞められるという目標なら、会社を辞めるときに月20万円を生み出す仕組みができていればいいのです。年利10%の仕組みでは、2400万円あれば目標を達成できることになるので、労働や副業で元本を増やして積み上げていって、2400万円貯まったときが会社を辞められるタイミングです。

「5年後に会社を辞める」がゴールだとしたら、5年後に2400万円あればいいんです。その前の段階で無理して挑戦するより、まずトレードで利益を出す仕組みを作る。仕組みができたら必要な金額が分かりまし、そこに向けたお金の貯め方は別にトレードじゃなくたっていいんです。私も会社を辞めたときに手元にあった資金は、会社の残業代や退職金でした。始めたばかりのころの損失を考えると、トレードの利益はほとんどありませんでした。でも、その後毎月20万円が返ってくる仕組みができた確信は持っていたので、会社は辞められましたし、実際に回収できています。

結果的にあまり効率的ではないやり方になりましたが、いろいろ試してみたことが今に生きていると思っています。その結果、リピート系が自分に向いていると分かりましたし、失敗を積み重ねる中で一つうまくいったのがトラリピでした。答えに辿り着くまで試して本当に良かったと思っています。

外国為替編集部が推せる!トラリピができるマネースクエア

マネースクエアのトラリピは、FX初心者でもすぐに始められる長期投資向け自動売買サービスです。トラリピ支援チームによるオンラインサポートや投資初心者向けの各種セミナーを実施するなど、手厚いサポート体制を完備。自身で設定をするのが難しいなら、マネースクエアのストラテジストが考案した戦略リストの中からパフォーマンスが優秀なものを選ぶという方法もあり。

余裕を持って運用するために100万円以上の初期資金が推奨していることから、投機ではなく堅実な資産運用をしたい方に向いています。FXのほかにCFDでもトラリピができます。

 

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