22日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり126銘柄、値下がり96銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は小反発。4.92円高の42615.09円（出来高概算8億8777万株）で前場の取引を終えている。
21日の米国株式市場は、ダウ平均が前日比152.81ドル安の44785.50ドル、ナスダック総合指数が同72.55ポイント安の21100.31ポイントで取引を終えた。連邦準備制度理事会（FRB）が公表した7月開催分の連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨に加えFRB高官のタカ派発言、製造業PMIや中古住宅販売の予想外の改善で年内の利下げ期待が後退し長期金利上昇に連れ続落した。相場は終日軟調に推移し終盤にかけてもパウエルFRB議長の講演を控えた手仕舞い売りに押され、戻りなく終了した。
米株式市場を横目に、22日の日経平均は19.64円高の42629.81円と反発して取引を開始した。寄付き後は、昨日までの3日続落で1100円を超す下げとなり、短期的な高値警戒感がやや緩和したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。ただし、上値は重く、利益確定の売りも見られ、上昇幅は限定的となった。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ、ソニーグループ、東京エレクトロン、ベイカレント、東京海上ホールディングス、レーザーテクノロジー、KDDI、富士フイルムホールディングスなどの銘柄が上昇した。
一方、ファーストリテイリング、信越化学工業、コナミグループ、リクルートホールディングス、ダイキン工業、ファナック、テルモ、アドバンテストなどの銘柄が下落した。
業種別では、保険業、電気・ガス業、電気機器が値上がり率上位、化学、空運業、サービス業が値下がり率上位となった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約48円押し上げた。同2位はソニーGとなり、ベイカレント、東京海上、KDDI、レーザーテック、東エレクなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約34円押し下げた。同2位はアドバンテストとなり、リクルートHD、信越化、ダイキン、ファナック、コナミGなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 42615.09(+4.92)
値上がり銘柄数 126(寄与度+190.40)
値下がり銘柄数 96(寄与度-185.48)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 14830 240 48.62
ソニーG 4220 126 21.27
ベイカレント 8713 429 7.24
東京海上HD 6564 139 7.04
KDDI 2679 16.5 6.69
レーザーテック 16135 480 6.48
東エレク 20470 50 5.06
富士フイルム 3578 43 4.36
SCREEN 11435 265 3.58
任天堂 13770 85 2.87
日本電気 4688 145 2.45
トヨタ自動車 2918.5 14.5 2.45
大塚HD 8069 65 2.19
ディスコ 38930 320 2.16
住友電気工業 3974 63 2.13
三菱商事 3235 20 2.03
富士通 3615 60 2.03
MS＆AD 3629 66 2.01
日立製作所 4164 58 1.96
デンソー 2130 13.5 1.82
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 48410 -420 -34.04
アドバンテ 10845 -100 -27.01
リクルートHD 8740 -155 -15.70
信越化 4517 -87 -14.69
ダイキン工業 19590 -355 -11.99
ファナック 4274 -62 -10.47
コナミG 24065 -170 -5.74
エムスリー 2291.5 -56.5 -4.58
トレンドマイクロ 7821 -127 -4.29
良品計画 6906 -113 -3.82
花王 6740 -106 -3.58
日産化学 5356 -95 -3.21
セコム 5676 -46 -3.11
中外製薬 6270 -30 -3.04
キヤノン 4328 -54 -2.73
資生堂 2463 -72.5 -2.45
キッコーマン 1303 -12.5 -2.11
ニトリHD 13745 -120 -2.03
積水ハウス 3355 -55 -1.86
テルモ 2733 -6.5 -1.76