9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり140銘柄、値下がり83銘柄、変わらず2銘柄となった。
8日の米国株式市場はまちまち。AI関連銘柄への物色が優勢となった半面、米連邦政府機関閉鎖の継続による不透明感が重しとなった。特にFOMC議事要旨では、参加者が年内に追加利下げを実施することが適切とする方向を支持していた点が買いを支えたとの見方が示された。米株式市場の動向を横目に、9日の日経平均は反発して取引を開始した。前場にかけては、半導体・電子部品関連銘柄を中心に買いが先行した。また、為替の面では円安方向で推移し、輸出株等への支援材料となったと見られる。また寄与度の高い大型ハイテク株にも買いが集まり、終日堅調な値動きとなった。
大引けの日経平均は前日比845.45円高の48580.44円となった。東証プライム市場の売買高は24億4978万株、売買代金は6兆2829億円、業種別では情報・通信業、証券・商品先物取引業、非鉄金属などが値がり率上位、海運業、水産・農林業、輸送用機器などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は57%、対して値下がり銘柄は38%となっている。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約475円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、東エレク、ファナック、フジクラ、KDDI、ソニーGなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはトヨタとなり1銘柄で日経平均を約10円押し下げた。同2位はテルモとなり、任天堂、スクリーンHD、コナミG、バンナムHD、ホンダなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 48580.44(+845.45)
値上がり銘柄数 140(寄与度+959.05)
値下がり銘柄数 83(寄与度-113.60)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 22965 2355 475.76
ファーストリテ 48290 1580 127.68
東エレク 29700 445 44.95
ファナック 4715 208 35.02
フジクラ 16785 820 27.61
KDDI 2396 43.5 17.58
ソニーG 4648 103 17.34
中外製薬 7353 150 15.15
リクルートHD 8145 131 13.23
安川電機 4030 350 11.78
アドバンテ 18005 40 10.77
ディスコ 53730 1590 10.71
第一三共 4174 100 10.10
信越化 5138 48 8.08
荏原製作所 4021 228 7.68
日東電工 3997 41 6.90
TDK 2281.5 13.5 6.82
SMC 52590 1990 6.70
ダイキン工業 17810 160 5.39
オムロン 4468 140 4.71
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
トヨタ自動車 2947.5 -61.5 -10.35
テルモ 2506.5 -37 -9.97
任天堂 12665 -180 -6.06
SCREEN 14295 -370 -4.98
コナミG 22545 -145 -4.88
バンナムHD 4894 -47 -4.75
ホンダ 1573.5 -22.5 -4.55
ニトリHD 2498 -47 -3.96
IHI 2957 -137 -3.23
ベイカレント 8558 -93 -3.13
アサヒGHD 1757.5 -28 -2.83
住友不動産 6800 -80 -2.69
日本ハム 5830 -157 -2.64
豊田通商 4410 -26 -2.63
キッコーマン 1299 -14 -2.36
ネクソン 3289 -34 -2.29
エーザイ 4718 -63 -2.12
三井不動産 1662 -19 -1.92
スズキ 2274 -14 -1.89
三菱重工業 4193 -54 -1.82