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「史上最大のファンドバブルが崩壊する」吉田繁治が語る72.9兆ドル規模の巨大リスクと投資チャンス

株価が史上最高値を更新し続けるなか、多くの投資家はその上昇を「経済の好調」と捉えている。しかし、その裏側には気づかれていない巨大なリスクが潜んでいるという指摘がある。人気メルマガ『ビジネス知識源プレミアム』の著者で、経済評論家の吉田繁治氏が、「ファンドバブル」という新たな危機について語った。

シラーPER 39.9倍が示す異常事態――実体経済から乖離した株高の正体

「今の株価は、実体経済から完全に乖離しています。これは企業業績ではなく、ファンドマネーが作り出したバブルなのです」。

そう語るのは、経済評論家・吉田繁治氏。まぐまぐで配信中の人気メルマガ『ビジネス知識源プレミアム』の著者であり、30年以上にわたり国際経済を分析してきた第一人者だ。

2025年10月26日には、Zoomウェビナー『ファンドバブル時代の資産防衛と形成のチャンス』が開催される。

それに先駆けて収録されたインタビュー動画では、株価高騰の背景にある「ファンドマネー1京500兆円」という巨大なリスクについて語られている。

<▼吉田繁治氏インタビュー動画(約10分)>

吉田氏によれば、現在の株価を測る指標「シラーPER」は39.9倍という歴史的高水準にあるという。

イェール大学のシラー教授が開発したこの指標は、10年平均の企業純益に対する株価の倍率を示すものだ。過去のデータを見ると、その異常さが浮き彫りになる。

1985年のプラザ合意時:7倍
2000年のITバブル時:45倍
2008年のリーマン危機時:15倍
過去55年の平均:17.3倍
現在:39.9倍

「つまり、現在の株価はリーマン危機時の約2倍以上の評価を受けているということです。この水準は、ITバブル期に匹敵する異常値なのです」。

ファンドマネー72.9兆ドル――株価上昇と完全に符合する「6倍」の数字

では、なぜこれほどまでに株価は上昇したのか。吉田氏は、その原因を「ファンドマネーの爆発的増加」に求める。

2010年から2025年の15年間で、FRBのマネー増刷は2.5倍にとどまったが、ファンドマネーは6倍に膨れ上がった。年率にして13%の増加だ。

そして注目すべきは、S&P500の株価も同じく6倍、年率13%で上昇しているという事実である。
「この完全な符合が意味するのは、株価上昇の真の原因は企業業績の向上ではなく、ファンドマネーの流入だということです」。

現在、米国のファンドマネー総額は72.9兆ドル(約1京500兆円)に達している。その内訳は以下の通りだ。

株式投資:27.8兆ドル
貸出(証券購入):20.9兆ドル
債券購入:13.9兆ドル
不動産投資等:その他

「これは米国だけの数字ですが、実はこの中には日本の投資家が預けた資金も大量に含まれています」。

ブラックロック、バンガード、フィデリティなど上位20社のファンドに集まったこの巨額の資金が、株式市場に流れ込み、株価を押し上げ続けているというのだ。

日本とは異なる米国の金融構造――ノンバンクが支配する投資の世界

吉田氏は、日本と米国の金融システムの違いについても言及している。

「日本は銀行預金を中心とした金融システムですが、米国は株式市場を経由して企業に資金を提供します。その中核を担うのが、ノンバンク、つまりファンドなのです」。

米国では、個人投資家、金融機関、年金基金などがファンドにマネーを預け、ファンドがそれを株式や債券、不動産に投資する。この構造が、ファンドマネーを銀行融資よりも大きな存在にしているという。

「このファンドマネーが、日本人の資産にも直結しているという事実を、多くの人は認識していません」。

崩壊のトリガーは「運用益4〜5%」――ファンド一斉解約が引き起こす連鎖暴落

では、このファンドバブルはいつ、どのように崩壊するのか。吉田氏は、そのトリガーを明確に指摘する。

「現在、ファンドの平均運用益は約6%です。一方、MMF(投資信託的預金)の金利は短期国債並みの3.8%程度。この差が縮まり、ファンドの運用益が4〜5%を下回った瞬間、投資家は一斉にファンドを解約し、MMFへ資金を移動させます」。

そして、ここからが重要だ。

「ファンドは現金を持っていません。解約が発生すれば、45日から90日以内に現金を返済しなければならない。その資金を調達するには、保有する株式や債券を売却するしかないのです」。

株を売れば株価は下がる。株価が下がれば、さらに解約が増える。この連鎖が、バブル崩壊の瞬間だという。

「これは単なる予測ではなく、構造的に避けられないメカニズムなのです」。

危機をチャンスに変える資産戦略――90分で学ぶ防衛と形成の実践法

インタビューの中で吉田氏は、「では、自分の金融資産はどうしたらいいのか」という最も重要な問いにも触れている。

「ファンドバブルは、実体経済から乖離した史上最大規模のバブルです。しかし、多くの人はその存在に気づいていません」。

そして、この危機は同時にチャンスでもあるという。

「正しい知識と戦略があれば、資産を守り、さらには形成することも可能です。そのための具体的な方法を、今回のウェビナーでお伝えします」。

記事や動画では語りきれない「ファンドバブル崩壊後の資産戦略」「株価・金価格・不動産市場への影響」「個人が今すぐ取るべき具体的アクション」については、10月26日開催のZoomウェビナーで詳しく解説される予定だ。

「危機をチャンスに変える方法について、踏み込んでお話しします」。
質疑応答もあるライブ配信の機会を、どうかお見逃しなく。

<Zoomウェビナー情報>

イベントタイトル: ファンドバブル時代の資産防衛と形成のチャンス
日時: 2025年10月26日(日)10:00~11:30
形式: Zoomライブ配信(後日録画視聴あり)※質疑応答あり!
登壇者: 吉田繁治(『ビジネス知識源プレミアム』著者)
定員: 100名限定
主催: まぐまぐ

【登壇者プロフィール】

吉田繁治(よしだ・しげはる) 経済評論家。Systems Research代表。有料メルマガ『ビジネス知識源プレミアム』を長年連載中。日本経済の構造問題・金融理論・経営戦略をわかりやすく解説する視点に定評がある。国際経済の深層を読み解く分析で知られる。

【このウェビナーでわかること】

【チケット購入はこちら】

https://peatix.com/event/4576447/

この90分が、あなたの資産を守る力となるはずです。史上最大のバブルが崩壊する前に、正しい知識と戦略を手に入れてください。

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