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日経平均は小反落、利益確定の売り優勢

21日の米国株式市場はまちまち。ハイテクが重しとなり寄り付き後、まちまち。ダウは主要企業の好決算を好感した買いが続き、続伸した。中盤にかけ、トランプ大統領が中国主席との会談が実現しない可能性に言及すると対中通商合意期待の後退で、ハイテク中心に売られ相場は失速。ダウは終盤にかけても堅調に推移し過去最高値を更新し、まちまちで終了した。米株式市場の動向を横目に、22日の日経平均は反落して取引を開始した。朝方に下げ幅を広げたものの、売り一巡後は切り返して下げ幅を縮小する動きを見せた。昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、新政権発足で材料出尽くし感が意識され、積極的な買いを手控える向きもあった。後場にはプラス圏に浮上するも、前日終値付近でもみ合いとなり、わずかにマイナス圏に差し掛かった状態で大引けを迎えた。

大引けの日経平均は前日比8.27円安の49307.79円となった。東証プライム市場の売買高は23億3733万株、売買代金は6兆1076億円、業種別では輸送用機器、建設業、繊維製品が値上がり率上位、情報・通信業、非鉄金属、銀行業が値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は78.4%、対して値下がり銘柄は18.7%となっている。

個別では、住友鉱、ソフトバンクG、スクリン、ネクソン、ルネサス、コナミG、アドバンテスト、京成、三菱UFJ、レゾナック、日本取引所グループ、サイバー、資生堂、りそなHD、任天堂などの銘柄が下落。

 一方、ファーストリテ、TDK、トヨタ、ホンダ、イオン、ファナック、テルモ、京セラ、フジクラ、豊田通商、中外薬、安川電、デンソー、ダイキン、スズキなどの銘柄が上昇。

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