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FXをはじめ、株式やCFDなどが身近な資産運用手段として広がる中、義務教育にも金融リテラシー教育が取り入れられるようになりました。その影響もあり、学生や若年層の間で「将来に備えて投資を始めたい」と考える人が年々増えています。
しかし、そこで特に警戒しておきたいのが投資詐欺です。「短期間で確実に儲かります」「1年で1億円達成可能」といった甘い誘い文句に惑わされ、言われるがままに投資資金を預け入れてしまうと、投資資金をすべて失うだけでなく、生活そのものが立て直せなくなるリスクがあります。
本記事では、代表的な詐欺の手口や注意すべきポイントを解説します。事例を知っておけば投資詐欺に直面した際に冷静な判断を下せる可能性が高くなるので、ぜひ頭に入れておいてください。(FX雑誌『外国為替』vol.5より再構成)
投資詐欺の代表例─ポンジスキームとは
最もよく知られている投資詐欺の一つが「ポンジスキーム」です。これはアメリカの詐欺師チャールズ・ポンジの名に由来し、「運用益を配当として支払う」と装って資金を集め、実際には投資運用を行わず、新たな出資金の一部を既存投資家への“配当”に充てる手口です。出資者は定期的に配当を受け取れるため、あたかも実際に利益が出ているように錯覚し、さらに資金を追加してしまいます。
しかし、この仕組みは新規出資者の流入が止まった時点で破綻します。最終的には詐欺主が資金を持ち逃げし、被害者は返金を求めても連絡が取れなくなります。訴訟を起こすにも、証拠集めや弁護士依頼など膨大な労力と時間を要します。さらに、「経営破綻時の返金義務を免除する」契約が事前に組み込まれているケースもあり、泣き寝入りする被害者が後を絶ちません。
ポンジスキームの代表的事例
チャールズ・ポンジが亡くなったのは1949年ですが、同様の手口やそれを応用した詐欺事件はその後も繰り返し発生しています。ここでは2000年以降に起きた代表的な2つの事例を紹介します。
① バーナード・マドフ事件
米国史上最大級の投資詐欺事件として知られるのが「バーナード・マドフ事件」です。被害総額は約650億ドルにものぼるとされます。首謀者のマドフ氏はNASDAQの元会長という経歴を持ち、「安定した高利回り」をうたい自らのファンドに巨額の資金を集めていました。しかし実際は、投資運用など行わず、新たな出資金を既存投資家への配当へ回すという典型的なポンジスキームだったのです。
2009年のリーマンショックを機に、払い戻しを求める投資家が殺到したものの返金できず、ファンドは崩壊。マドフは逮捕されました。NASDAQ元会長という肩書による信頼性もあり、被害者には世界的な著名人や機関投資家、金融機関が多数含まれています。マドフは禁錮150年の実刑判決を受け、2021年に獄中で亡くなりました。
② エクシア合同会社事件
日本で近年注目を集めたのが「エクシア合同会社」の事例です。同社は合同会社の社員権を販売するというスキームで、700億円超の資金を集めたとされています。出資者は社員権を購入することで、FXやCFD取引による運用益の一部を配当として受け取れると説明されていました。
当初は高利回りをうたい文句にしていましたが、やがて出資者の出金要求に応じなくなり、最終的には訴訟沙汰に発展。投資詐欺としての構図が明らかになりました。
信頼できる業者を見極める方法
日本で金融商品取引業を営むには、金融庁への登録が義務付けられています。金融庁公式サイトの「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で、登録の有無を簡単に確認できます。登録のない業者に資金を預けるのは非常に危険で、避けるのが賢明です。
また、公式サイトを確認し、代表者名・所在地・事業内容などをチェックして、実際に存在する企業かどうかを調べましょう。インターネットで評判や口コミを検索するのも効果的です。
大切なのは勧誘を受けても即決しないこと。まずは情報を精査することが肝心です。少しでも「おかしい」と感じた場合は、投資を控える判断が自身の資産を守ることにつながります。
投資詐欺には多様な手口が存在する
ポンジスキームは氷山の一角にすぎません。ネットやSNSの普及により、詐欺の手法はますます巧妙化しています。ここでは、近年特に多い代表的なケースを見ていきましょう。
① 海外ロマンス型詐欺
マッチングアプリやSNS上で、外国人を装った人物が接近し、恋愛関係を装って投資話へ誘導する手口です。やりとりを重ねて親密さを演出し、「将来のために資産を一緒に作ろう」と持ちかけて、FXや暗号資産への入金を促します。指定された口座やウォレットに送金すると、やがて連絡が途絶える──これが典型的な流れです。追加投資を求められるケースも多く、被害額が膨らむ傾向にあります。
オンラインで誰とでもつながれる時代だからこそ、こうした恋愛詐欺は発見が難しいのが現実です。マッチングアプリなどで知り合った相手から投資を勧められたら、まず詐欺を疑うべきです。特に送金先が不明確な投資会社や個人ウォレットであれば、ほぼ確実に危険な案件といえるでしょう。
② 高額USBメモリ販売型詐欺
「このツールで簡単に稼げる」「誰でも月収100万円可能」といったセールストークで関心を引き、バイナリーオプションやFXの必勝法(と語られるなにか)を収録したUSBメモリを高額(数十万円)で販売する事例も確認されています。しかし、実際の内容はその価格に見合わない粗末な情報である場合がほとんど。特に学生や20代など、投資経験の浅い層が狙われやすい傾向があります。
よくあるケースは、友人や知人から「成功している人を紹介する」と言われ、その人物経由でUSBメモリを購入させられるパターンです。さらに、この仕組みにはねずみ講的な「紹介すればキャッシュバックが得られる」構造が組み込まれていることが多く、金銭トラブルだけでなく人間関係の破綻も招きかねません。
投資の世界は、USBメモリ1本で勝てるほど単純ではありません。プロと呼ばれるトレーダーでさえ日々研究と実践を重ねて成果を上げています。「楽して儲かる」という言葉ほど危険なものはないと肝に銘じましょう。
まとめ
投資詐欺は形を変えながら、今も至るところに存在しています。高利回りや即効性をうたう話ほど注意が必要です。「疑って調べる」という一歩が、あなたの大切な資産を守る最良の防御策になります。
FXに興味がありこれから挑戦してみたいと思っている方は、FX会社の口座を開設することになりますが、信頼のおける人から教えてもらったとしても、まずは自身の目で公式サイトなどで確認してみましょう。あなたが気になっている業者は、金融庁や消費者庁が注意喚起している「無登録業者」ではありませんか?
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ここからは外国為替編集部がFX初心者向けに推せるFX会社を4つご紹介します。いずれも金融商品取引業者として登録されていますが、試しにご自身で金融庁公式サイトの「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確認してみてください。
また、金融庁や証券会社の偽サイトも問題になっています。詐欺被害のリスクを少しでも減らすために、サイトをチェックする際は本物のサイトかどうか、URLもしっかりと確認しておきましょう。金融庁のドメインは「fsa.go.jp」です。
■金融庁公式サイトの該当ページはこちら(免許・許可・登録等を受けている事業者一覧)
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html
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