東証グロース市場指数 910.03 -13.21/出来高 3億1946万株/売買代金 1522億円
東証グロース市場250指数 698.53 -10.01/出来高 1億9515万株/売買代金 1298億円
本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数がそろって3営業日続落。値上がり銘柄数は170、値下がり銘柄数は424、変わらずは13。
14日の米国市場でダウ平均は309.74ドル安の47147.48ドル、ナスダックは30.23ポイント高の22900.59で取引を終了。人工知能(AI)バブル懸念から利益確定売りが継続し、寄り付き後、下落。利下げ期待の後退も更なる売り材料となり、続落した。その後、値ごろ感からハイテクが買い戻され、ナスダックは上昇に転じた。ダウも下げ幅を縮小したがまちまちで終了。
こうした米国市場を横目に、東証グロース市場指数は小幅に下落して始まった。その後、下げ幅を拡大すると、終日905ptから910pt水準での推移が継続した。基本的には決算などの材料を発表した企業の個別物色の流れだった。
個別では、26.74%安となったフルッタフルッタが下落率トップに。前週末の大引け後に25年9月期決算を発表したインバウンドPF、26年3月期の中間決算を発表したAiロボティクス、25年12月期の第3四半期決算と通期予想の上方修正を発表したエフ・コードなどもぞれぞれ大幅安。売買代金上位銘柄では、トライアルHD、サンバイオなどが下落。その他値下がり率上位銘柄では、GVATECH、カウリス、スタメンなどがランクイン。
一方、33.11%高となったPRISMBioが上昇率トップに。小野薬品工業との創薬提携における初回マイルストン達成並びに一時金受領を発表している。株主優待制度の導入を発表したアジアクエスト、25年12月期通期業績予想及び配当予想を上方修正した博展などにも関心が向かった。売買代金上位銘柄では、BUYSELL、JDSCなどが上昇。その他値上がり率上位銘柄では、ブシロード、免疫生物、デジタルプラスなどがランクイン。
なお、東証グロース市場Core指数の構成銘柄では、GNIなどが上昇した一方、TKP、インテグラル、フリーなどが下落。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 206A|PRISMBio | 201| 50| 33.11|
2| 7803|ブシロード | 368| 80| 27.78|
3| 4570|免疫生物研究所 | 851| 150| 21.40|
4| 3691|デジタルプラス | 1435| 240| 20.08|
5| 4255|THECOO | 1750| 289| 19.78|
6| 4256|サインド | 1362| 217| 18.95|
7| 194A|WOLVES | 2407| 359| 17.53|
8| 290A|Syns | 1037| 150| 16.91|
9| 4261|アジアクエスト | 3500| 501| 16.71|
10| 3961|シルバーエッグ | 706| 100| 16.50|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 2586|フルッタ | 137| -50| -26.74|
2| 5587|インバウンドPF | 838| -300| -26.36|
3| 247A|Aiロボティクス | 1489| -400| -21.18|
4| 298A|GVATECH | 604| -150| -19.89|
5| 153A|カウリス | 1599| -376| -19.04|
6| 4019|スタメン | 964| -204| -17.47|
7| 9211|エフ・コード | 1649| -332| -16.76|
8| 6190|PXB | 443| -88| -16.57|
9| 5621|ヒューマンT | 1952| -386| -16.51|
10| 281A|インフォメティス | 488| -95| -16.30|