[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;49812.95;-510.96
TOPIX;3321.56;-25.97
[寄り付き概況]
18日の日経平均は510.96円安の49812.95円と3日続落して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は下落。ダウ平均557.24ドル安の46590.24ドル、ナスダックは192.52ポイント安の22708.07で取引を終了した。利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。根強い人工知能(AI)バブル警戒感からハイテクも引き続き売られ、相場の重しとなった。終日軟調に推移し、終盤にかけ下げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日中関係悪化による日本経済への影響が懸念され、投資家心理を重くした。さらに、19日に発表される米エヌビディアの8-10月期決算を見極めたいとして、引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=155円30銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。また、日経平均は49900円強に位置する25日移動平均線が下値支持線として意識されていることに加え、昨日の日経平均が小幅に下落したものの50000円近辺で押し目買いが入る展開だったことから、相場の下値は堅いとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、非鉄金属、証券商品先物、銀行業、精密機器、石油石炭製品などが値下がり率上位、陸運業、小売業、電気・ガス業、ゴム製品、倉庫運輸関連などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、フジクラ、JX金属、キオクシアHD、古河電工、イビデン、ソフトバンクG、NEC、東エレク、レーザーテック、HOYA、川崎重、IHI、ディスコなどが下落。他方、住友ファーマ、JR東、荏原製、良品計画、東電力HD、アステラス薬、第一生命HD、ニデック、F&LC、サンリオ、ソフトバンク、ファーストリテ、三菱商などが上昇している。