26日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり104銘柄、値下がり117銘柄、変わらず4銘柄となった。
前日25日の主要欧米株式市場は休場。昨日の主要欧米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、26日の日経平均は続伸して取引を開始した。その後も買い優勢の展開となり上げ幅を大きく広げ、50900円を超えた。ただ、後場からはじりじりと上げ幅を縮小しており、プラス圏で推移も上値の重い展開となった。引き続き、年内の少額投資非課税制度(NISA)枠利用に伴う個人投資家の買いや12月決算銘柄の配当権利取り狙いの買いが株価下支え要因となった。また、年内の警戒材料はほぼ出尽くしたとして、「掉尾の一振」に期待する買いも指摘された。一方、年末が近づき市場参加者も減少するなか、積極的に買い進む動きは限定的となった。そのほか、日経平均は昨日までの4日間、50500円を超えた水準で売りに押される展開が続いていたため、51000円付近では再度上値の重さが意識される可能性もあった。
大引けの日経平均は前営業日比342.60円高の50750.39円となった。東証プライム市場の売買高は16億2605万株、売買代金は3兆7289億円だった。業種別では、その他製品、情報・通信業、海運業などが上昇した一方で、非鉄金属、ガラス・土石製品、建設業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は53.6%、対して値下がり銘柄は41.9%となっている。
値上がり寄与トップはアドバンテストとなり1銘柄で日経平均を約120円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、ソフトバンクG、東エレク、イビデン、KDDI、レーザーテックなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはフジクラとなり1銘柄で日経平均を約15円押し下げた。同2位はファナックとなり、住友電工、信越化、ホンダ、豊田通商、スズキなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 50750.39(+342.60)
値上がり銘柄数 104(寄与度+450.13)
値下がり銘柄数 117(寄与度-107.53)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテ 20245 450 120.33
ファーストリテ 57270 1190 95.46
ソフトバンクG 17800 315 63.17
東エレク 34330 540 54.15
イビデン 13240 305 10.19
KDDI 2750.5 24.5 9.83
レーザーテック 30000 640 8.56
任天堂 10795 245 8.19
中外製薬 8410 81 8.12
ディスコ 48870 1150 7.69
ネクソン 3843 58 3.88
コナミG 21560 105 3.51
村田製作所 3207 39 3.13
大塚HD 9199 88 2.94
エーザイ 4703 73 2.44
京セラ 2203 8.5 2.27
第一三共 3433 22 2.21
SCREEN 15100 165 2.21
日東電工 3757 12 2.01
良品計画 2865 28 1.87
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
フジクラ 17160 -460 -15.38
ファナック 5984 -61 -10.19
住友電気工業 6255 -285 -9.53
信越化 4894 -48 -8.02
ホンダ 1540.5 -19 -3.81
豊田通商 5319 -27 -2.71
スズキ 2316 -20 -2.67
味の素 3374 -36 -2.41
住友不動産 7928 -62 -2.07
イオン 2456 -20.5 -2.06
三井金属鉱業 17325 -535 -1.79
TDK 2226.5 -3.5 -1.75
住友商事 5418 -52 -1.74
富士フイルム 3371 -14 -1.40
大成建設 14700 -205 -1.37
オムロン 3943 -40 -1.34
太陽誘電 3537 -40 -1.34
キーエンス 56960 -380 -1.27
ミネベアミツミ 3141 -37 -1.24
セイコーエプソン 1990 -18.5 -1.24