30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり61銘柄、値下がり162銘柄、変わらず2銘柄となった。
前日29日の米国株式市場は続落。年末に向けた利益確定売りが先行したと見ら
れ、寄り付き後、下落。トランプ大統領が実施したウクライナ、ゼレンスキー大統領との会談後の電話会談でロシアのプーチン大統領がウクライナにより大統領府が攻撃されたと主張したことがわかり、和平案締結の期待後退でさらに売られ、終日軟調に推移し終了した。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は続落して取引を開始した。朝方は前日の米株安や円高進行を受けて売り優勢となる場面がみられたものの、輸出関連を中心に買い戻しが入り下げ幅を縮小した。業種別では値動きの軽い銘柄を中心に物色が散発し、売買は手控えムードが強いなか出来高は膠着した。為替はやや円高方向で推移し、外需株への負荷となっているが、これが重石となる場面もあった。
大引けの日経平均は前日比187.44円安の50339.48円となった。東証プライム市場の売買高は15億6798万株、売買代金は3兆7436億円、業種別では鉱業、精密機器、海運業が値上がり率上位、証券商品先物、非鉄金属、その他製品などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は22%、対して値下がり銘柄は74%となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約68円押し下げた。同2位はアドバンテストとなり、リクルートHD、フジクラ、コナミG、豊田通商、伊藤忠などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約44円押し上げた。同2位は東エレクとなり、イビデン、ダイキン、村田製、HOYA、スクリーンHDなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 50339.48(-187.44)
値上がり銘柄数 61(寄与度+111.01)
値下がり銘柄数 162(寄与度-298.45)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 56940 550 44.12
東エレク 34320 90 9.02
イビデン 6731 105 7.02
ダイキン工業 20080 190 6.35
村田製作所 3246 49 3.93
HOYA 23685 225 3.76
SCREEN 15240 245 3.28
富士通 4329 96 3.21
レーザーテック 29645 225 3.01
ニトリHD 2742.5 36 3.01
ディスコ 48170 420 2.81
TDK 2211 5 2.51
スズキ 2334.5 16.5 2.21
三菱商事 3586 17 1.70
京セラ 2196.5 5 1.34
安川電機 4756 36 1.20
エムスリー 2114 13 1.04
野村総合研究所 6021 30 1.00
塩野義製薬 2841 8.5 0.85
住友ファーマ 2318 23 0.77
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 4400 -85 -68.19
アドバンテ 19635 -145 -38.77
リクルートHD 8847 -157 -15.74
フジクラ 17440 -365 -12.20
コナミG 21330 -320 -10.70
豊田通商 5274 -78 -7.82
伊藤忠商事 1975 -40 -6.69
中外製薬 8243 -62 -6.22
信越化 4873 -36 -6.02
バンナムHD 4172 -57 -5.72
住友金属鉱山 6357 -318 -5.31
任天堂 10595 -145 -4.85
KDDI 2708.5 -9.5 -3.81
テルモ 2270 -12 -3.21
味の素 3317 -47 -3.14
三井物産 4643 -47 -3.14
住友不動産 3932 -46 -3.08
住友商事 5412 -81 -2.71
ブリヂストン 3514 -40 -2.67
日産化学 5363 -79 -2.64