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デイトレードとスイングトレードを中心に、育児と両立できるトレードスタイルを追求しているあっこさんに、たった1つのテクニカル指標で判断できるトレード手法を教えてもらいました。
あっこさんプロフィール
トレンドフォローのデイトレーダー。心理カウンセラー。ルールが守れない、一定金額以上を稼ぐと溶かし始める、破滅的なトレードをする、エントリーを恐れる、ロットを上げられない、稼げるようになっても幸せになれない……など、トレーダーの陥りがちな繰り返される問題行動の原因は心にあるとして、改善策を発信。
※FX雑誌『外国為替』vol.6より再構成/インタビュー日:2023年7月19日
チャート提供:TradingView
環境を厳選したデイトレードで、仕事・家事とFXを無理なく両立
あっこさんに、ボリンジャーバンドだけを用いて行うFXのトレンドフォロー手法について解説していただきました。
「この手法では、相場の環境認識からエントリー、決済に至るまで、すべてボリンジャーバンドを判断材料にしています。ボリンジャーバンドは、単純移動平均線を中心に、その上下に統計的な幅を持たせたバンドで構成されています。ミドルラインの傾きやバンド幅の拡大、縮小、そしてバンドと現在価格の位置関係などから、多角的に相場状況を読み取ることができます。
まず環境認識では4時間足を使用します。ボリンジャーバンドとローソク足の動きトレンドが出ているかどうかを判断します。。トレンドが発生している場面では、価格は±1σ付近に沿うように動く傾向があります。そのような状態で4時間足のトレンドが伸びる方向に対して、上位足に明確な抵抗帯や支持帯が存在せず、さらに伸びしろがあればトレードできる環境だと認識します。一方で、上位足に強い抵抗・支持がある場合は、たとえ4時間足がトレンド中であっても、そこで反転するリスクが高いため、エントリーは見送ります」
レンジを抜けたあと、引きつけてから仕掛ける
「環境認識の段階で、4時間足がトレンド中で、なおかつ伸びしろが確認できた場合にのみ、1時間足と15分足に注目します。ここでは価格が一度レンジを形成するのを待ちます。その後、レンジをブレイクしたことを確認し、15分足の+1σ付近まで引きつけてからエントリーします。
いわゆるブレイクアウトを狙う手法ですが、有効に機能しやすいよう1時間足、15分足でレンジを作るのをしっかり待つのがポイントです。利確の目安は、4時間足以上の上位足にある抵抗帯、もしくは4時間足の+2σです。損切りについては、15分足の直近安値より一段下に設定しています」
この手法を実践するうえで、特に意識すべきポイントはどこにあるのでしょうか。
「私は、『どこで入るか』というエントリーポイントよりも、『どの環境でエントリーするか(環境認識)』のほうが重要だと考えています。トレンドに乗っていく手法なので、トレンドがはっきり出ている環境を選ぶこと。トレンド発生まで待てるかがポイントです」
あっこさんは、デイトレードとスイングトレードを中心に、育児と両立できるトレードスタイルを確立しています。仕事や家事と向き合いながらFXを続けたい人にとって、参考になるアプローチといえるでしょう。
手法で使用するテクニカル指標
ボリンジャーバンド(Bollinger bands)
source: FX雑誌『外国為替』
ボリンジャーバンドは、統計学の標準偏差の考え方を取り入れたテクニカル指標で、相場のトレンドやボラティリティを読み取るのに利用される。ミドルラインは20SMA(単純移動平均線)で、その傾きの方向と角度によって、トレンドの方向と強さを把握することができる。ミドルラインを挟むバンドは標準偏差で、平均からの乖離を示す。ミドルラインに傾きがあり、上下のバンドの幅が広がり、価格が±1σを超えて推移し続ける状態をバンドウォークと呼び、トレンド中であることを示す。逆にミドルラインに傾きがなく、上下のバンドの幅も狭くなり、価格が±1σの内側を推移している状態をスクイーズと呼び、レンジ中であることを示す。
ブレイクアウト手法(Breakout method)
source: FX雑誌『外国為替』
ブレイクアウト手法は、価格がレジスタンスまたはサポートを抜けたら、抜けた方向に値動きが継続しやすいという性質を利用した手法だ。価格のもみ合い(レンジ相場)が続き、市場参加者のポジションが増加していたところに、意識されるラインを超えたことで損切り注文が集まることによる値動きを利用する。ただし、ブレイクしたと見せかけて、価格が戻ってきてしまうことも多いため、押しや戻りを待ってからエントリーすることでリスクを抑えるトレーダーも多い。
トレード手法の基本情報
| 狙う通貨ペア | ドル円など主要通貨ならどの通貨ペアでも |
| 表示するチャートの 時間軸 |
(月足、週足)日足、4時間足、1時間足、15分足 |
| 使用インジケーター | ボリンジャーバンド(期間20、偏差1,2) |
| 平均ポジション保有時間 | 1時間〜4時間 |
| 平均利確幅 | 30pips〜70pips (通貨ペアのボラティリティによる) |
| 平均損切り幅 | 20pips〜40pips (通貨ペアのボラティリティによる) |
| 勝率目安 | 55〜70% |
| トレード頻度 | 4時間足のトレンド中は毎日エントリーできることもあるが、 レンジ中はトレードなし |
使用するインジケーターはボリンジャーバンドのみ。トレンドが発生しているかどうかでトレードの頻度が大きく変わる。ただし、主要通貨ペアならどれでも使える手法なので、トレンドが出ている通貨ペアを見つけるといいだろう。
環境認識|トレンドの順行状態、バンドウォークを見つけよう
source: FX雑誌『外国為替』
●4時間足で、ボリンジャーバンドの±1σに沿っている場面を選ぶ
●4時間足のトレンド方向に日足、週足、月足の抵抗がない(伸びしろがある)ことを確認
ボリンジャーバンドの-1σに沿っているなら下降トレンド、+1σに沿っているなら上昇トレンドと判断します。このように±1σと±2σの間で、上下動しつつもトレンド方向に安定して価格推移している状態をバンドウォークと呼びます。上下の帯の間隔が狭くなり、上昇時なら、+1σを下に抜け、ミドルラインあたりまで到達する段階で、バンドウォークの終了=トレンドの終了と見なして問題ありません。下降時なら-1σ〜ミドルラインと上下が逆になります。
エントリー(新規買いの場合)|環境認識をした4時間足より短い時間足で売買チャンスを探す!
source: FX雑誌『外国為替』
source: FX雑誌『外国為替』
●1時間足・15分足でレンジを作るのを待つ
●レンジをブレイクしたことを確認
●15分足の+1σに引きつけてエントリー
ポジションを取る際には、1時間足や15分足でもみ合いになるのを待ちます。レンジ相場になると、ボリンジャーバンドの帯の幅が狭まってくるので、その視点から探すと良いでしょう。狙うトレンドの方向に価格が抜けたらエントリーしますが、慌ててすぐに入らず、15分足の+1σ(買いの場合)でバウンドするタイミングを見計らいます。
決済売買(新規買い→決済売りの場合)
source: FX雑誌『外国為替』
source: FX雑誌『外国為替』
利益確定
●上位足(4時間足以上)の抵抗または4時間足の+2σを目安に利益確定
損切り
●15分足の1つ下の安値
利益確定は、4時間足の+2σタッチ、あるいは4時間足かそれ以上の時間足で目立つ水平ライン到達を目安にします。損切りは、15分足の1つ前の安値の少し先に置きます。こちらは利食いと違って最初から価格が分かっているため、忘れないように逆指値の損切り注文を置いておきましょう。
source: FX雑誌『外国為替』
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