30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米サンディスクの急伸が支援材料に
■富士通、3Q営業利益 99.4%増 2110億円、通期純利益を上方修正
■関西電力通信子会社のオプテージ、都市型DCに3000億円
■米サンディスクの急伸が支援材料に
30日の日本株市場はこう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。29日の米国市場は、NYダウが55ドル高、ナスダックは172ポイント安だった。マイクロソフトの下落が重荷になったが、予想を上回る決算を発表したハネウェル・インターナショナル、IBM、キャタピラーが買われ、NYダウを下支えした。シカゴ日経225先物は大阪比変わらずの53310円。円相場は1ドル=153円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から小動きで始まろう。前日の日経平均株価は決算評価からアドバンテストの大幅上昇が下支えした。日米ともに主要企業の決算の影響を受けやすく、方向感をつかみにくくさせそうだ。アドバンテストへの買いが継続するかを見極めつつ、利食いに向かわせるようだと、内需系にシフトする可能性も意識しておきたいところだろう。
もっとも、米国では取引終了後に決算を発表したアップルやサンディスクが時間外取引で上昇しており、サンディスクについては14%を超える上昇のため、キオクシアHD、日本マイクロニクス、KOKUSAI ELECTRIC、住友ベークライト、レゾナック・HDへの支援材料になると考えられ、全体としては半導体やAI関連への物色に向かわせそうである。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株の底堅さが意識されるようだと、日経平均型優位の展開が見込まれる。昨日の日経平均株価は朝方に53000円を割り込んだ後に53742.69円まで切り返し、その後は53300円~53500円辺りでのこう着だった。53000円に接近する局面では、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
物色は半導体やAI関連への押し目狙いのほか、昨夕決算を発表したところでは、関電工、カシオ計、ホウライ、コナミG、大同特鋼、NEC、富士通、太洋テクノレックス、キヤノンなどの動向が注目される。
■富士通、3Q営業利益 99.4%増 2110億円、通期純利益を上方修正
富士通が発表した2026年3月期第3四半期の連結業績は、売上収益が前年同期比1.8%増の2兆4511億8400万円、営業利益は同99.4%増の2110億100万円だった。あわせて2026年3月期の連結純利益を3900億円から4250億円に上方修正した。国内を中心にデジタルトランスフォーメーション(DX)の需要が旺盛で、主力のIT(情報技術)サービス事業が好調に推移する。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(53375.60、+16.89)
・NYダウは上昇(49071.56、+55.96)
・SOX指数は上昇(8320.39、+13.65)
・米原油先物相場は上昇(65.42、+2.21)
・米長期金利は低下
・高市早苗内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・富士フイルムHDビジネスイノベーション、全複合機を中国・ベトナムで生産
・ダイセルマイクロプラント5月稼働、半導体用ポリマー生産
・関西電力通信子会社のオプテージ、都市型DCに3000億円
・キオクシアHD社長に太田氏、NANDでAIの波に乗る
・スタンレー電気岩崎電気を702億円で買収、自動運転基盤を構築
・トヨタ自世界販売6年連続首位、昨年最高更新
・野村総合研究所デジタル広告運営、住友商事へ事業譲渡
・三井物産英社にオマーン石油・ガス田の一部売却
・AGC三菱UFJ銀行と、後付け太陽光ガラス設置、発電量など実証
・第一生命HD第一生命保険、保険料まとめ払い割引率0.25%に拡大
・NTTNTTデータ、オフショア開発体制強化、ベトナムITと協業検討
・富士電機筑波工場に来年新棟、正式発表
・サーラコーポレーション30年11月期、営業益120億円へ、中古住宅改装を軸に
・AGC社長・平井良典氏、車・電子向けが稼ぎ頭に
・東和薬品特許満了品を安定供給、大塚製薬との協業方針
・鴻池運輸中国の物流事業縮小、北米・印に軸足
・南海電気鉄道近畿日本鉄道など4社で、eスポーツで連携、支援組織を設立
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 12月失業率(予想:2.6%:11月2.6%)
・08:30 12月有効求人倍率(予想:1.18倍、11月:1.18倍)
・08:50 12月鉱工業生産(予想:前月比-0.4%、11月:-2.7%)
<海外>
・特になし