国際エネルギー機関(IEA)加盟国は4億バレルの石油備蓄放出で合意した。イラン戦争により、ホルムズ海峡がほぼ閉鎖され、石油輸送が滞り、供給不安で原油価格が急騰。中東供給不足を備蓄放出で埋め、価格を抑制することを目標とする。原油市場では、IEAの過去最大規模の石油備蓄放出決定を受けた価格の下落は限定的となった。原油価格には備蓄放出がすでに織り込まれていたことが一因と見られる。さらに、放出には時間を要することやホルムズ海峡閉鎖により失われる供給を埋めるには十分ではないとの懸念も残っている模様。試算によると、ホルムズ海峡閉鎖により1日に1800万バレルから2000万バレルの供給が滞るという。国際エネルギー機関(IEA)による4億バレルの石油備蓄放出規模は20日間分の供給を埋めるに過ぎない。加盟国32カ国の石油備蓄は12億バレル超にのぼるという。米国の石油備蓄は4億バレル超。IEAによる過去最大の備蓄放出後もかなりの余裕があると見られている。EAは戦争長期化も視野に入れている可能性が指摘されている。原油はしばらく、高止まりする可能性がある。
NYの視点:原油高止まり、IEA加盟国の過去最大規模の石油備蓄放出決定も
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