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RIZAP-G:国内黒字化と営業益15倍増を背景に、シンガポール進出でアジア展開を本格加速

 

RIZAPグループは2026年3月17日、コンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」の海外展開を本格加速させる方針を公表し、その戦略的布石としてシンガポール1号店「chocoZAP Orchard店」の開設を発表した。海外事業においては、既にテストマーケティングを経て本格展開に成功した「香港モデル」が確かな手応えを得ており、その再現性を武器にいよいよ本格的な成長フェーズへと移行する。今回のシンガポール進出は、香港での成功をアジア全域へと広げる横展開の第一弾として位置づけられており、同国を東南アジア全域のゲートウェイ(基幹店)として活用することで、マレーシア、タイ、ベトナムといった周辺諸国への進出を加速させる構えである。

この果敢なグローバル戦略の背景には、国内事業が確立した盤石な収益構造と、将来的な市場環境を見据えた先見的な判断がある。国内のchocoZAP事業は、開始からわずか3年半で1,800店舗超へと急拡大し、無人運営エコシステムの標準化を通じて黒字化を達成した。国内市場は長期的には頭打ちが見えるフェーズに入ることが予想されるが、同社は早期に利益を世界市場へと先行投資し、海外を次なる成長ドライバーへと昇華させる方針を明確にしている。2026年2月12日に発表された2025年3月期第3四半期決算では、営業利益が前年同期比で15倍増となる77億円を記録し、利益成長のスピードが加速度的に増していることが示された。

国内で創出される潤沢なキャッシュフローをグローバル投資へと充当する「二刀流」戦略は、資本効率を極大化させながら企業価値を飛躍させるスキームとして非常に注目に値する。2026年3月期の業績予想においても、営業利益110億円(前期比484.3%増)という大幅な増益を見込んでおり、投資回収期から本格的な利益拡大期への移行を鮮明にしている。国内の盤石な収益基盤を足場に、未開拓のアジア市場へとスケールアップする同社のシナリオは、中長期的なリターンを重視する個人投資家にとって、今まさに精査すべき魅力的な局面にあるといえるだろう。

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