31日の日本株市場は売り先行で始まり、その後も不安定ながらも次第に底堅さが意識される相場展開になりそうだ。30日の米国市場はNYダウが49ドル高、ナスダックは153ポイント安だった。米長期金利の低下を好感した買いが先行したが、その後トランプ米大統領がイランのエネルギー施設、発電所攻撃の可能性を警告したことで原油価格が上昇したことが重荷になった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言で年内の利上げ警戒感が後退しダウはプラス圏を維持。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比935円安の51115円。円相場は1ドル=159円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売り先行して始まることになりそうだ。日経225先物(6月限)はナイトセッションで一時50930円まで売られる場面もみられたが、日中につけた安値(50480円)は下回らなかったことで、51000円処での底堅さが意識される可能性はありそうだ。昨日の日経平均株価は50566円まで下落した後は下げ幅を縮めており、長い下ヒゲを残す形状であった。ボリンジャーバンドの-2σ(50683円)接近では押し目狙いのスタンスに向かわせやすく、売り方の買い戻しも誘いやすいだろう。
ただ、トランプ大統領の発言など外部環境に振らされやすい需給状況であり、積極的な売買は手控えられやすいところではある。フィラデルフィア半導体(SOX)指数は4%を超える下落となったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価の重荷になる可能性はありそうだ。そのため、まずは売り一巡後の値がさハイテク株や先物市場での底堅さを見極めることになりそうだ。
物色としては原油価格が1バレル=102ドル台で推移するなかで、資源株には引き続き資金が向かいやすいだろう。また、原油高を背景に再生可能エネルギーへの関心も高まってきており、関連する中小型株への資金流入が意識される。そのほか、昨夕の決算では山善、象印マホービン、Retty、千趣会、しまむら、CEHDの動向が注目されよう。