マイクロアドは9日、スギ薬局と連携し、日本のメーカー企業向けにデジタル施策と実店舗を連動させた多角的なマーケティング支援を開始すると発表した。
自社の専門組織「流通戦略室」を軸に、デジタル広告による認知獲得から実店舗での購買、帰国後の越境ECを通じた継続購入までを一気通貫で支援する体制を構築する。
背景として、2024年の訪日台湾人数は600万人を超え、コロナ前比で23%上回る水準となっている。また台湾からの個人旅行客の70%以上がSNSなどで情報収集を行うことから、デジタル施策と実店舗を組み合わせた多層的なアプローチが重要となっている。
一方、スギ薬局では訪日客向けのプロモーション施策を推進し、メーカー各社との店頭施策の拡張を図っている。これを受け、マイクロアドは同社との連携を強化し、店舗網とデジタルマーケティングの知見を掛け合わせることで、訪日前から帰国後までを網羅する支援を展開する。
具体的には、「旅マエ」では台湾向けメディアやSNSを活用した認知拡大と旅行確定データに基づくターゲティング、「旅ナカ」では心斎橋店などでの棚設置やPOP、ホテルサンプリングやクーポン配信、「旅アト」では越境EC誘導や免税POSデータ分析、アンケート調査による効果検証を実施する。これによりメーカーの継続的な販売促進と戦略高度化を支援する。
同社は「流通戦略室」を通じ、今後も多様な流通小売企業との連携を拡大し、各企業の来客属性に最適化したオリジナルのマーケティング施策を構築・提供することで、流通小売企業とメーカー双方の収益最大化に貢献していくとしている。