マネーボイス メニュー

値がさハイテク株の底堅さを見極め

 21日の日本株市場は、積極的な売買は手控えられやすく、次第にこう着感が強まりそうである。20日の米国市場は、NYダウが4ドル安、ナスダックは64ポイント安だった。イランがホルムズ海峡を再び封鎖するなど緊張が高まり、和平合意の期待が後退するなかで原油高が嫌気された。ただ、米副大統領や特使がパキスタンに向かう計画をトランプ米大統領が確認したため、再協議への期待も根強く、下値は限定的だった。シカゴ日経225先物は大阪比365円高の59265円。円相場は1ドル=158円70銭台で推移。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買いが先行して始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時58700円まで売られる場面もみられたが売り込む流れにはならず、終盤にかけて59370円まで買われる場面もみられた。米国とイランによる停戦協議に関心が集まるなか、積極的な売買は手控えられそうだが、米国では半導体株の一角の強い値動きが目立っており、アドバンテストや東京エレクトロンなど指数インパクトの大きい値がさハイテク株の底堅さにつながりそうだ。

 日経平均株価は前週の最高値更新でいったんは利食いも出やすいところであるが、急ピッチの上昇で買い遅れているファンドなどによる押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。本格化する決算を前に積極的な上値追いの動きは手控えられやすいものの、インデックスに絡んだ商いが日経平均株価を支える形になろう。日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σ(59470円)辺りに上値を抑えられそうだが、押し目狙いのスタンス。

 物色としては半導体やAI関連株を見直す動きが引き続き期待されやすいだろう。特にAI脅威論から低迷していたソフトウエア株への見直し余地は大きいだろう。防衛関連株も押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。そのほか、決算を手掛かりとした物色も次第に意識されてくると考えられる。なお、昨夕決算を発表したところでは、ラピーヌ、あんしん保証、日進工具、コーエーテクモ、チエル、アコムなどが注目される。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。