21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■値がさハイテク株の底堅さを見極め
■アコム、26/3上方修正 営業利益 1003億円←886億円
■日本精機東洋電装を505億円で買収、車向けスイッチ拡充
■値がさハイテク株の底堅さを見極め
21日の日本株市場は、積極的な売買は手控えられやすく、次第にこう着感が強まりそうである。20日の米国市場は、NYダウが4ドル安、ナスダックは64ポイント安だった。イランがホルムズ海峡を再び封鎖するなど緊張が高まり、和平合意の期待が後退するなかで原油高が嫌気された。ただ、米副大統領や特使がパキスタンに向かう計画をトランプ米大統領が確認したため、再協議への期待も根強く、下値は限定的だった。シカゴ日経225先物は大阪比365円高の59265円。円相場は1ドル=158円70銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買いが先行して始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時58700円まで売られる場面もみられたが売り込む流れにはならず、終盤にかけて59370円まで買われる場面もみられた。米国とイランによる停戦協議に関心が集まるなか、積極的な売買は手控えられそうだが、米国では半導体株の一角の強い値動きが目立っており、アドバンテストや東京エレクトロンなど指数インパクトの大きい値がさハイテク株の底堅さにつながりそうだ。
日経平均株価は前週の最高値更新でいったんは利食いも出やすいところであるが、急ピッチの上昇で買い遅れているファンドなどによる押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。本格化する決算を前に積極的な上値追いの動きは手控えられやすいものの、インデックスに絡んだ商いが日経平均株価を支える形になろう。日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σ(59470円)辺りに上値を抑えられそうだが、押し目狙いのスタンス。
物色としては半導体やAI関連株を見直す動きが引き続き期待されやすいだろう。特にAI脅威論から低迷していたソフトウエア株への見直し余地は大きいだろう。防衛関連株も押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。そのほか、決算を手掛かりとした物色も次第に意識されてくると考えられる。なお、昨夕決算を発表したところでは、ラピーヌ、あんしん保証、日進工具、コーエーテクモ、チエル、アコムなどが注目される。
■アコム、26/3上方修正 営業利益 1003億円←886億円
アコムは2026年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を886億円から1003億円に上方修正した。営業収益は、営業貸付金利息が計画を上回ったことに加えて、円安の為替影響を受けたことから予想を上回る。26年3月期の配当予想は、足元の通期業績などを総合的に勘案した結果、前回予想から2円増配(期末配当金12円)し、年間配当金は1株当たり22円に修正した。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(58824.89、+348.99)
・SOX指数は上昇(9599.21、+43.33)
・シカゴ日経225先物は上昇(59265、+365)
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・楽天G7カ国で通信網実証、仮想化オープンRAN、技術主権強化
・パナソニックHDiPS細胞作製自動化、高品質・低コスト
・日本精機東洋電装を505億円で買収、車向けスイッチ拡充
・旭化成独社買収完了、重症感染症事業を強化
・ダイジェット工業インドに工具販社、常時在庫確保
・セイコーGバイオ実験自動化、理化学研究所と連携拠点
・月島HD月島JFEアクアソリューション、汚泥からリン効率回収、福岡県に施設
・東洋エンジニアリングインドにIT運用拠点、全グループ統括
・日産自動車車載全固体電池を試作、充放電性能を確認
・ローム第5世代SiCパワー半導体を開発、抵抗30%減
・三菱電機蓄電式鉄道エネ管理をポーランド市電で実証
・LINEヤフー新エージェント提供、買い物・天気など日常の相談にAIが提案
・ソフトバンク利用者の行動を予測・提案、AIスマホ発売
・AGCNTTドコモと、窓越し5G品質向上、ガラスアンテナ実証
・大栄環境プラ資源循環高度化、堺にゴミ選別・燃料化施設
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・07:45 NZ・1-3月期消費者物価指数(予想:前年比+2.9%)