7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連株に資金が集中しやすい
■エプソン、26/3営業利益 34.0%減 495億円、27/3予想 73.5%増 860億円
■ニプロニプロファーマ、滋賀に注射剤棟、8月稼働、年産4770万本
■半導体やAI関連株に資金が集中しやすい
7日の日本株市場は、多くの銘柄が買い気配から始まることになる。6日の米国市場は、NYダウが612ドル高、ナスダックは512ポイント高だった。ADP雇用統計が労働市場の安定を示したことが好感された。また、米国がイランとの戦闘終結に向けた覚書を用意し、合意に近づいていると報じられるなか、原油先物価格が大幅に下落したことで投資家心理を改善させた。シカゴ日経225先物は大阪比2690円高の62110円。円相場は1ドル=156円30銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップアップで始まることになりそうだ。日経225先物は祝日取引で61000円台に乗せると、ナイトセッションで62370円まで買われる場面もみられ、62190円で終えている。これにサヤ寄せする形になることで、インデックスに絡んだ買いが集中することになりそうだ。指数インパクトの大きい値がさハイテク株などが日経平均株価を押し上げる形になり、ヘッジ対応の先物買いの動きも膨らむことになるだろう。
連休前は持ち高調整の動きもあって6万円を割り込み、ボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防をみせていたが、インデックスに絡んだ買いによって4月27日につけた60903円を一気に上抜ける形になるため、+2σが位置する62612円辺りが射程に入ってくることになりそうだ。物色は全面高商状になると考えられるが、米国では決算評価からAMDが18%超の上昇をみせているほか、エヌビディアの上昇率は5%を超えるなか、アドバンテスや東エレク、ソフトバンクGなど、半導体やAI関連株に資金が集中しやすいと考えられる。
また、今週末から来週末にかけては決算発表がピークになるため、業績を手掛かりとした個別物色も活発になりそうである。なお、1日夕に決算を発表したところでは、マルサンアイ、エプソン、AREHD、アルインコ、DTS、DMG森精機、ネクセラ、共同紙、スガイ化学工業、あじかん、フィデアHD、ダイニチ工などが注目されそうだ。
■エプソン、26/3営業利益 34.0%減 495億円、27/3予想 73.5%増 860億円
エプソンが発表した2026年3月期の連結業績は、売上収益が前期比3.7%増の1兆4132億5100万円、営業利益は同34%減の495億5800万円だった。プリンティングソリューションズ事業セグメントやマニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業セグメントが増収。営業利益は子会社Fieryののれんの一部に減損損失を計上したことが影響した。2027年3月期の連結業績は、売上収益が前期比2.6%増の1兆4500億円、営業利益は同73.5%増の860億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(59513.12、+228.20)
・NYダウは上昇(49910.59、+612.34)
・ナスダック総合指数は上昇(25838.95、+512.82)
・SOX指数は上昇(11472.76、+492.18)
・シカゴ日経225先物は上昇(62110、+2690)
・米長期金利は低下
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・パナソニックHD欧州で暖房機強化、ヒートポンプ式・冷媒も拡充
・ニプロニプロファーマ、滋賀に注射剤棟、8月稼働、年産4770万本
・日産自欧州で1割人員削減へ協議開始、英はライン統合
・伊藤忠アニメ・キャラで攻勢、知財コンテンツ展開
・スカパーJSAT地表変動解析の観測機会特定する新システム
・NEC複数クラウドを仮想統合、AI基盤提供
・ソフトバンクエリクソン・ジャパンと、5Gスマホの上り高速化、今夏めど
・村田製作所MLCC向け新包装開発、従来比最大99%包装材削減
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日本銀行金融政策決定会合議事要旨公表
<海外>
・10:30 豪・3月貿易収支(予想:+44億豪ドル)