8日の日本株市場は、利食い優勢から押し目狙いのスタンスになりそうだ。7日の米国市場は、NYダウが313ドル安、ナスダックは32ポイント安だった。NY連銀インフレ期待の上昇を受けた金利高が嫌気されたほか、米国とイランとの戦闘終結に向けた期待感が後退したことで、持ち高調整の売りが入りやすかった。シカゴ日経225先物は大阪比900円安の62230円。円相場は1ドル=156円90銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後に63390円まで買われた後は、利食い優勢の流れとなり、終盤にかけて62070円まで売られる場面もみられた。もっとも、日中取引で3710円高と急伸したこともあり、反動安は想定内であろう。前日の日経平均株価は一時63000円台に乗せたこともあって利食いは入りやすく、売り一巡後の押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
昨日はソフトバンクGがストップ高をつけたほか、アドバンテス、東エレク、ファーストリテ、イビデンの5銘柄で日経平均株価を2000円超押し上げていた。指数インパクトの大きい半導体・AI関連株の一角に利食いの動きが強まるようだと、先物市場において短期的な売り仕掛けを誘う可能性もありそうだ。そのため、ソフトバンクGなどの動向睨みの展開になりそうだ。
日経平均株価はボリンジャーバンドの+1σ(60194円)から+2σ(63290円)水準まで一気に上昇したことで、いったんは達成感も意識されやすい。シカゴ先物にサヤ寄せする形で62000円に接近する局面においては、底堅さを見極めつつ押し目狙いのスタンスに。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、ビケンテクノ、JIG-SAW、APHD、シイエム・シイ、ディーエムソリュ、ダイトロン、グリーンエナ、じもとHD、スズデン、協和キリン、長瀬産、MRO、スクロール、大東港運などが注目される。