精工技研は14日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比50.6%増の300.87億円、営業利益が同174.5%増の77.33億円、経常利益が同173.2%増の81.39億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同179.1%増の62.10億円となった。
精機関連の売上高は99.63億円(前連結会計年度比8.3%増)となり、過去最高を更新した。車載用センサー関連部品の売上は堅調に推移したものの、電気自動車向けの部品や、同部品を量産するための金型の売上が減少した。一方、2024年10月に連結子会社化したエムジーは車載用の各種コネクタやボールペン等の事務用部品を量産成形しており、前連結会計年度の第4四半期より損益を算入している。開発面では、創業以来培ってきた精密金型技術や射出圧縮成形技術、微細転写技術等を応用し、自動車や医療、バイオ等の産業領域において、顧客と共に新たな精密成形品の量産化に向けた技術課題の解決に取り組んだ。
光製品関連の売上高は201.24億円(前連結会計年度比86.6%増)となり、過去最高を更新した。生成AIの普及拡大を背景に世界中でデータセンターの建設が進み、データセンター内に用いられる光通信用部品の需要が急増したことにより、データセンター用の光コネクタや、光コネクタを製造する際に使用される光コネクタ研磨機や検査・測定装置の売上高が大きく増加した。当連結会計年度は、タイの子会社SEIKOH GIKEN(THAILAND) Co.,Ltd.においても光コネクタの量産を開始したほか、2025年1月に中国河南省鶴壁市に新たに精工訊捷光電(鶴壁)有限公司を設立し、多心光ファイバを高精度に接続する光通信用部品の量産体制を整えた。
2027年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.0%増の340.00億円、営業利益が同7.3%増の83.00億円、経常利益が同3.2%増の84.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.0%増の64.00億円を見込んでいる。