アイリッジ
業績予想との差異について説明します。ハイライトでもお伝えした通り、想定していた大型案件の発生時期が後ろにずれ込みました。第2四半期から第3四半期にかけて実施した採用を中心とする大規模な先行投資費用を期中に回収しきれなかったため、売上、利益ともに開示予想を下回る着地となりました。
続いて、特別損失の計上についてです。アプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」において、急速に進展するAI技術への対応と中長期的な開発生産性の向上を目的に、基盤アーキテクチャの抜本的な刷新を実施しました。これに伴い、最新の生成AI機能を効率的に統合する上で制約となっていた既存資産に関連する過年度開発費用、計2億3100万円を固定資産除却損として一括計上しています。APPBOX自体は2023年4月のリリース以降、エンタープライズ企業を中心に導入が進んでおり、売上高および契約者数はともに増加傾向にあります。今回の処理により、運用効率化を阻んでいた技術的負債を一掃しました。2027年3月期以降の収益性を高めるための土台を整備しています。今後については、生成AI技術を迅速に実装できる次世代プラットフォームへの移行を推進します。
2027年3月期の各種対応を含めた一連の取り組みを通じ、提供価値と開発生産性を高めていきます。これにより、中期経営計画の達成と高付加価値な事業モデルへの転換を図り、持続的な企業価値の向上につなげていく方針です。
調整後営業利益の変動要因について説明します。前期から当期にかけての調整後営業利益の動きですが、引き続きEX-DX領域の成長が収益増加に寄与しました。一方で、同領域の成長を背景に第2四半期から第3四半期にかけて実施した、計40名以上の採用等の先行投資費用を期中に回収しきれず、利益面ではマイナスとなりました。
セグメント別実績は以下の通りです。アプリビジネス事業は、EX-DX領域の成長が継続しており、売上高は前年同期比19.9%増となりました。また、前期に計上した期末賞与等の一過性費用がなくなった影響で、調整後営業利益は前年同期比38.2%増と増加しています。
ビジネスプロデュース事業については、第3四半期から第4四半期にかけて売上を積み上げました。しかし、想定していた大型案件の発生時期がずれ込んだこともあり、増収減益での着地となっています。
四半期ごとの売上高推移です。第4四半期単独の売上高は、アプリビジネス、ビジネスプロデュース両事業ともに前年同期比で増加しました。当社の事業特性上、例年売上高が下期に偏重する傾向にあり、今期も同様の推移となりました。
株式会社アイリッジ:2026年3月期通期決算説明会文字起こし(4)に続く