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ギークス、通期営業利益が上方修正を超え、前期比76.7%増と大幅拡大 国内IT人材事業がグループ全体を牽引

目次

曽根原稔人氏(以下、曽根原):ギークス株式会社代表取締役CEOの曽根原です。本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございます。2026年3月期通期の決算について資料に沿ってご説明します。

はじめに、私からギークスの現在についてご説明します。その後、CFOの佐久間から業績のハイライト、セグメントごとの業績、2027年3月期の業績計画についてご説明し、最後に私から2027年3月期の重点施策をお話しします。

ギークスとは…

「ギークスとは」というスライドを、今回新たに更新しました。これまでこの部分には「日本のIT人材不足を解決する会社」というキーワードを掲げていましたが、今回記載内容を見直し、「日本をDX・AXでアップデートする会社」に変更しています。

時代の流れに沿い、当社ギークスもグループ全体で変革を進め、変化を重ねながら次の進化に向けた準備に、前期以来取り組んできました。その結果、新たなギークスの基盤が整いつつあります。私たちが目指す方向をあらためて表現すべく、このタイミングでメッセージを更新しました。

これからも、私たちはIT人材やITフリーランスの方々の働き方を支援し、IT人材不足の解決を主な事業として取り組んでいきますが、AIが浸透しつつある中で、必要とされるIT人材の定義が変わってきています。したがって、ITフリーランスの方々自身もリスキリングやスキルアップを行う必要があります。

ギークスグループとしても、この変化にしっかりと適応し、現在のデータベースを更新して、企業に求められるIT人材を提供していくとともに、さらに必要とされる人材を生み出していくことを目指しています。

一方、もう1つ大きなポイントとして、これまでは主に人材会社としてのマッチング業務に注力してきましたが、今後は人材サービス領域を超え、当社自身がDXやAXをソリューションとして提案していこうと考えています。

最近ではFDEという領域について、みなさまもメディア等で耳にされていることと思います。従来のエンジニア技術のマッチングに加え、DXやAXを活用してクライアント企業の課題を解決していくソリューションに取り組むことも、グループ全体で推進していきます。

市場課題とソリューション

「市場の課題とソリューション」と明記しましたが、現在、日本の企業におけるIT、DX、AXの取り組みについて、大手企業は資本力や人材数によって進みが早い一方で、中小企業においては人材数や実行力といった面で大きな課題を抱えています。

まさにこの人材課題に対するソリューションとして、当社は提案を進めていきたいと考えています。今、日本では広い意味でのIT人材が不足すると言われていますが、今後はAI人材もさらに不足すると言われています。

こうした課題に対して、当社が持つデータベースを活用し、当社自身もソリューションで解決していく考えです。

スライド下段左に「IT・AI人材活用の最適化」とあります。これは現行の事業をメインに進めつつ、当社のデータベースに登録されているITフリーランスに対し、AI駆動開発に関する育成について、当社がリスキリングのサポートをします。

現在、エンジニアの方々も非常に勉強されています。ITフリーランスの新規登録者についても、これまで築いてきた当社のブランドを活かすことで、他社よりも多くAIに強いエンジニア人材を集めることが十分に可能です。

新たなAI人材の調達にも取り組むほか、現在のデータベースをさらに更新していくことに注力し、お客さまのニーズに応えていこうと考えています。

「IT・DX・AI人材育成」について、これまで「IT人材育成」「デジタル人材育成」と表現していましたが、「DX人材育成」「AX人材育成」という表現に変更しました。

当社が保有する「ソダテク」という人材育成コンテンツがあります。ここにDX・AXやPM能力などを習得できるカリキュラムを追加することで、お客さまの課題を解決する人材を、当社の社員として育成していく取り組みを進めています。

もちろん、BtoCのデジタル留学事業や「ソダテク」のコンテンツ提供を行っていますが、社内で人材を育成することにも注力してきました。

「DX・AXソリューション」は、主に事業会社や中小企業向けに、当社が顧客の経営課題をどのようにDX・AXを活用して解決するのか、新しいサービスやプロダクトに対してどのように貢献できるのかを、チームでしっかりサポートしていく、今までにない取り組みです。「DX職‐デジショク‐」は、まさにFDEという職種に該当するとお考えください。

Key Messages

佐久間大輔氏(以下、佐久間):業績のハイライトをご説明します。2026年3月期の業績を振り返ります。

第4四半期の売上高は67億円、営業利益は2億2,000万円となりました。特に注目すべきは通期の営業利益で、期初に予想としていた7億円を8億円に上方修正し、さらにそれを上回る8億7,000万円の着地となりました。前年同期比76.7パーセント増と大幅な増益となっています。

各事業のポイントについてです。国内IT人材事業では「ギークスAI」のベータ版をローンチし、我々自身、AIネイティブの文化を醸成しながら、あまり人員を増やさずに利益率を高める成長する組織づくりを実現してきています。

海外IT人材事業については、組織体制の強化と、特に中小企業向けの高マージン案件に注力することで収益基盤を強化し、前期の大幅な赤字から黒字に転換しています。

また、Seed Tech事業では、中小企業向けのDX推進サービス「DX職‐デジショク‐」を昨年の秋にサービス開始しました。さらに、既存のオフショア開発や教育事業といった既存ビジネスも、しっかりと右肩上がりで成長していることがポイントです。

2027年3月期については、以前からお伝えしているとおり、営業利益を10億円と、2桁億円を目指します。先行投資を続けながら、さらなる成長フェーズに突入する予定です。

我々は、従来のITフリーランスエージェントに加え、曽根原がお伝えしたように、事業会社向けにDX・AXを通じて事業をアップデートする伴走型サービス「DX職 -デジショク-」にも注力し、グループの事業モデルをアップデートしていくことが今期の計画となっています。

2026年3月期:業績ハイライト

通期の業績のハイライトです。売上高は計画値には若干届きませんでしたが、前期比で4.8パーセント増となりました。経常利益や当期純利益は高い達成率を記録しています。各事業でしっかりと利益を出したことが、全体の結果につながりました。

2026年3月期:業績ハイライト(売上高・営業利益率)

四半期ごとの推移です。四半期の売上高は前年同期比で3.9パーセント増加しています。国内IT人材事業がグループ全体を牽引しています。

特に注目すべきは、通期営業利益率が前期の2パーセントから3.3パーセントへと大幅に改善し、継続的な上昇トレンドを維持している点です。

2026年3月期:業績ハイライト(EBITDA・営業利益)

四半期ごとの利益推移です。前年同期比で49.8パーセント増と大きく伸ばすことができました。通期を通じて安定的に利益がしっかりと出ており、恒常的に利益を生む体質となっていることがご確認いただけると思います。

2026年3月期:セグメント別業績ハイライト

セグメント別の業績ハイライトです。国内IT人材事業は、増収増益を継続しています。通期のセグメント利益は、ほぼ期初計画を達成するかたちとなっています。前期比で売上高は8.9パーセント増、利益は8.8パーセント増となりました。

海外のIT人材事業は、収益構造の改善により、前期の1億5,500万円の赤字から3,300万円の黒字となっています。期初の売上計画を達成し、特に利益面で大きく改善し、全体の利益に貢献し始めています。

Seed Tech事業はオフショア開発の需要を着実に取り込み、通期の売上高は前期比45.2パーセント増を達成しました。セグメント利益は計画比172.3パーセントで、期初計画から上方修正した2,000万円をさらに超える達成率です。飛躍的な成長を遂げ、当社グループの成長エンジンの1つとして位置付けられています。

「フリーランスエージェント AWARD 2026 」にて「GOLD」を受賞

四半期のトピックスです。「フリーランスエージェントAWARD 2026」は今回初めて開催されました。国内328社のフリーランスエージェントの中から、フリーランスエンジニアによる投票や、業界関係者、主にクライアント企業を対象とした評価軸をもとに審査が行われた結果、当社が上位5社の1社として高い評価をいただくことができました。

国内IT人材(売上高・セグメント利益・広告宣伝費率)

セグメント別の業績です。国内IT人材事業の全体観は先ほど述べたとおりです。

広告宣伝費率は1.2パーセントで、売上に対して適正な水準でコントロールされています。

また、テイクレートについては18.2パーセントと、第3四半期と比較して上昇しており、さらに昨年の四半期ベースでも17.8パーセントから18.2パーセントへと改善が進んでいます。

国内IT人材(稼働人月数・受注単価)

稼働人月数は、第1四半期、第2四半期はやや伸び悩む傾向がありましたが、第3四半期、第4四半期は順調に増加しました。

第4四半期では5,271人月となり、通期では2万人月を超え、大台を達成しました。また、受注単価も引き続き上昇しています。地方の稼働者数も増加しており、地方は単価がやや低い傾向にあるものの、全体としては受注単価が向上しています。

案件倍率については、別途「案件倍率レポート」として提供していますが、5.75倍となり、AI関連の案件が増加傾向にあります。

国内IT人材(取引企業数・ITフリーランス新規登録者数)

クライアント企業数の増加は順調であり、ITフリーランスの新規登録者数も1,600人を超えています。AIに関連したイベントなど、テーマや集客方法もこだわっています。

今後もAIやプロジェクトマネジメント等の人材を中心に、クライアントのニーズに応える人材の確保に尽力します。また、適正な広告宣伝費のもと、確実に獲得を進めていきたいと考えています。

国内IT人材(ITフリーランスの収益性)

半期と通期で公開しているユニットエコノミクスです。こちらは数字上、若干下がっているように見えますが、ユニットエコノミクスとしては非常に良好な数値を維持しています。

LTVも引き続き向上しています。獲得コストが若干上昇したものの、特に問題はないと考えています。

海外IT人材(売上高・セグメント利益)

海外IT人材事業です。先ほども申し上げましたが、通期での黒字化が大きなトピックでした。夏にはオフィスの移転や戦略的な高マージン案件へのシフト等に注力することで、収益重視の事業構造への転換がしっかりと進み、このような数字を達成することができました。

Seed Tech (売上高・セグメント利益)

Seed Tech事業です。こちらも、売上の大きな比重を占めるオフショア開発がしっかりと伸びたことに加え、第2四半期の繁忙期におけるセブ島への留学が非常に好調でした。

売上高は4億7,000万円を超える結果となりました。通期セグメント利益も前期比6倍超の3,400万円となり、投資を行いながらも利益を飛躍的に伸ばすことができた期となりました。

従業員数推移

従業員数の推移です。国内IT人材事業については、あまり人を増やさず、AIを効果的に活用することで生産性が向上していることが、従業員数の推移から見て取れると思います。

株主構成

株主構成です。前期に自己株を取得したため、自己名義株主は1.7パーセントとなっています。また、一般法人が若干増加し、個人株主は少し減少した状況です。

連結貸借対照表及びキャッシュフロー計算書

連結貸借対照表とキャッシュフロー計算書です。B/Sは自己資本比率が上昇しており、特に今期でよかった点は、営業キャッシュフローが前期比で大幅に増加したことです。これに伴い、フリーキャッシュフローも大幅に増加しました。

稼いだ資金を活用し、借入金の返済や配当金の増額も行い、それらをこなしつつもキャッシュフローは相対的に増えている状況です。

2027年3月期:業績計画

2027年3月期の業績計画についてです。通期で売上高を283億円、営業利益を10億円と計画しています。昨年同様、上期と下期の計画を記載しています。

事業モデルの再定義を進める1年と位置づけ、上期においては、人材の採用・育成やAI活用戦略の先行投資を行います。下期にはしっかりと利益を確保する計画です。

2027年3月期:セグメント別業績計画

セグメント別の状況です。国内IT人材事業については、売上高が173億円、セグメント利益は15億5,000万円となっています。売上の成長だけでなく、利益率の向上を計画しています。また、新たにAIソリューションのサービス展開も進めていく予定です。

海外IT人材事業については、前期売上高92億円に対し、今期は100億円の売上を見込んでいます。セグメント利益についても、前期の3,300万円から6,000万円と、ほぼ倍の大幅な増益を計画しています。引き続き、高マージン案件の受注を戦略的に進めることで、収益向上を目指します。

Seed Tech事業は、昨年2月に買収したアライヴ社とシードテック社が吸収合併したことで、セグメントとしてはSeed Tech事業という1つのかたちになります。

前期は、シードテック社単体にアライヴ社を加えた合算の売上高が8億5,200万円で、のれん償却等の影響で200万円のセグメント赤字でした。それに対し、今期の売上高は10億円、セグメント利益はのれん償却後で2,000万円と、大幅な売上と利益の増加を計画しています。

また、「DX職‐デジショク‐」での体制整備や、将来の基盤を整えるための先行投資も進めながら、確実に売上と利益を増加させる計画です。

配当政策

配当政策についてです。前期は1株当たり30円で開示しています。配当性向は47.8パーセントでした。

今期については1株32円、中間配当が15円、期末配当が17円で、配当総額は3億2,500万円となります。

当社としては配当性向50パーセントを1つの目安とし、今期の配当性向は51.6パーセントを計画しています。

国内IT人材:重点施策=人材会社からのアップデート

曽根原:2027年3月期の重点施策についてご説明します。国内IT人材事業の重点施策については、先ほどからお話ししている内容のまとめになります。

「人材会社からのアップデート」として、まず「AI駆動開発・PM人材に強いDBへのシフト」を進めます。現在のITフリーランスのデータベースに対して、AXコンサルティングやPMといったリスキリングの機会を積極的に提供していく方針です。AI時代に選ばれるプラットフォームを目指し、データベースを進化させることを考えています。

また、「ラボ型開発の積極受注『AIソリューション』」に関して、人材会社の枠を超え、私たち自身がプロジェクトを受注し、自社の社員がPMとなり、フリーランスの方々とともにお客さまの課題解決に取り組むことも計画しています。

最後に「地方都市の顧客基盤強化と拡大」についてです。この2から3年、特にITフリーランス事業を行う中で、地方案件や地方での売上規模が増加しています。地方ではIT・AX人材不足が非常に顕著に表れているため、地方都市の企業などの新たな顧客の開拓をさらに進めていきたいと考えています。

国内IT人材:アンケート結果により明確化された課題

国内IT人材のクライアント企業を対象にアンケートを実施し、現状のAI導入や人材の増強、活用についての状況を把握しました。

予想どおりの結果ではありますが、当社のクライアントはIT企業やインターネットサービス企業が多いため、AIのキャッチアップは比較的早いといえます。そのような背景から、生成AIの利用については、96パーセント以上の企業が着手しています。

しかし、全社的に標準化し、効果的に活用できている企業は12パーセントと、まだ定着度に課題があります。

また、お客さまがインターネットサービス企業であれば、自社開発をしているため、生成AI利用を標準化しやすい状況であると考えています。しかし、システム開発会社については、クライアント側の要望やセキュリティ制限の中での活用となるため、入口であるPoC(概念実証)の段階での活用に留まっているケースがほとんどと言われています。

そのような中で、このアンケートで最も注目すべきは「上流人材が不足している」という点です。AIによってコーディングがある程度自動化されてきているため、実装という部分での生産性は向上傾向にあります。

一方で、開発力ではなく、「AI×要件定義・PM」といった、マネジメントに関わる上流工程人材が不足しており、さらにAIについての理解も求められるという点に非常に困難を抱えている状況が浮き彫りになっています。

国内IT人材:課題に対するギークスの施策

そのような中で、あらためて当社の案件の状況を確認したところ、昨対比で非常に増加率が高いのは、アンケート結果のとおりでした。

開発PMは前年から19.2パーセント増加、PMOは49.4パーセント増加、要件定義を担当するコンサルが21.1パーセント増加しました。一昔前はコーディング・実装案件が多くありましたが、現在は変化してきています。

コーディングだけでなく、最近では要件定義から運用、さらにその間のセキュリティのスキルを持った方も必要とされる状況です。お客さまの要件がさらに高度化しているのが現状です。

これらを受けて、スライド右側に記載されているとおり、登録エンジニア向けに「AXコンサル・PM人材」のリスキリング支援を、段階的にさまざまな方法で提供していく方針です。データベース上の登録人材でありながら、自社で育成・教育を行い、スキルアップの機会を提供していこうと考えています。

国内IT人材:「人材を繋ぐ」から「課題を解決する」組織へ

「『人材を繋ぐ』から『課題を解決する』組織へ」として、育成部分には2つのパターンがあります。

1つ目は社内の人材を指します。従来の一般的な営業やエンジニアとのマッチングにとどまらず、AIプランナーやコンサルタントとしてお客さまの課題解決を共に進める人材です。

2つ目はAI活用型アジャイルチームです。当社の社員がプロジェクトマネージャー(PM)としてチームに参加し、フリーランスの方々と連携してアジャイルチームを形成し、お客さまにソリューションを提供します。

このようなことを提供する会社を目指しています。

スライド右側に記載した「2.4万人の供給基盤を進化」とは、先ほど述べたとおり、AIやAX/PMに強い人材が集まる会社、集まるデータベースであるというブランディングであることはもちろん、当社自身がイベントや勉強会、セミナー、研修などを積極的に提供することで、このデータベースを進化させていこうと考えています。

まさにこれが、日本の中小企業を含めたAI実装のスキルを底上げするインフラであり、人材力を持つ当社だからこそ実現できると考えています。

Seed Tech:重点施策=中小企業向けDX推進サービス「DX職 -デジショク-」

つづいてSeed Tech事業です。こちらは中小企業向けのDX推進サービス「DX職 -デジショク-」を提供しています。

スライドの図で「DX職 -デジショク-」の概要を示していますが、大手エンタープライズではなく、中小企業、具体的には売上高1,000億円以下の企業に対し、DXおよびAXの支援を行っています。

こちらは大手コンサルのように1人月あたり数百万円というかたちではなく、「DX職 -デジショク-」は1社あたり20万円からの料金体系となっています。

ただし、1人のデジショク人材が1社のみにフルコミットしてサポートするのではなく、1人で5社や10社を担当できるような、チームでのサポートを考えています。デジショク人材1名に対し、当社のAI/DXプランナーが後方支援を行います。

さらに、同じ業種の企業があれば、同じテンプレートを用いて効率的にAIを活用しながら支援を進めます。この手法により、各業界における強みを効果的に反映させながら、サポートを提供することが可能です。

このように、DX/AXの推進を廉価で支援していきたいと考えています。

海外IT人材:重点施策=利益成長への回帰

海外人材事業に関する重点ポイントです。

この3年間、厳しい状況が続いていましたが、スライド右のグラフに示されているとおり、ようやく利益を出せるようになりました。マネジメントの入れ替え、固定費の再検討やオフィスの移転といった施策は前期までで完了しています。

当社はオーストラリアに優良なクライアントを持っています。そのようなクライアントや業種業態をあらためて見直し、どこに注力すべきかを選定しています。

その中で、大手クライアントのサポートはもちろん、高いマージンを確保するという観点から、特に人材が集まりにくい中小企業向けの案件に対して私たちが案件を見極め、適正にマッチングすることで、マージンを確保する戦略を採用し、新規開拓を進めていく予定です。

同時に、ギークスグループのシナジーについては、すでにいくつかの例があります。具体的には、オーストラリアで受注した案件をグループ内のフィリピンのラボで開発するというかたちで、アジアパシフィック内でのシナジーが生まれています。今後、こうした取り組みをさらに強化していきたいと考えています。

グループビジネス概念図

今回からAppendixに、「グループビジネス概念図」というシンプルな図を入れています。

ギークスグループが持つ共通のアセット、例えばフリーランスのデータベースや人材育成能力といったものを活用し、国内IT人材、海外IT人材、Seed Techといったセグメントから各種サービスを提供することを示しています。

これまでのクライアントは主にIT・インターネット系の企業が大半でしたが、今後は一般事業会社のクライアントとの取引も増やしていこうと考えています。

上場以降の業績推移(売上高・営業利益)

上場以降の業績推移もスライドに掲載していますので、ご確認ください。

私からのご説明は以上です。ありがとうございました。

質疑応答:国内IT人材のテイクレート向上について

佐久間:「国内IT人材のテイクレートが向上している理由は、構造的なものでしょうか? 一過性のものでしょうか?」というご質問です。

曽根原:戦略的に新たな受注に対して利益率を高めている実態があります。

加えて、インボイス制度に関して、これまで免税事業者のフリーランスのみなさまをサポートするかたちで契約を進めてきました。今後は、フリーランスの方に適格請求書発行事業者の登録を促しつつ、サポートをしていく予定です。これにより、今期はもちろん、特に来期にはさらに利益率が高まると考えています。

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