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株式会社クロスキャット:2026年3月期決算説明会文字起こし(1)

クロスキャット

■決算を受けてのFISCOアナリストコメント
・2026年3月期は金融や公営競技向け受注、データ活用基盤構築が好調に推移し、売上高・利益ともに5期連続で過去最高益を更新した。それぞれ、期初予想を上回り、中期経営計画の最終年度目標を1年前倒しで達成するなど非常に強い成長トレンドを示している。

・同社は基幹・社会インフラ市場を中心にデータの利活用を提案している。過去の売上高をみると、直近5年間のCAGR(年平均成長率)は6.3%である。これはそれ以前の5年間のCAGRと比較し約2倍となっている。とりわけDX関連のCAGRは9.1%と大きな伸びとなっている。同社は「DXブーム」を追い風とする一時的結果ではなく、基幹・社会インフラ市場にコミットしてきた結果であるとしている。

・市場環境は極めて良好であると言えよう。世界の総データ量は過去10年で11倍と拡大している。とりわけ同社は基幹・社会インフラという業務データの発生源に注力していることも強みである。またデータ活用は景気に左右されにくい「構造的な投資」になっていることも同社の安定的な成長を後押ししよう。

・同社の強みは「独立系SIer」で資本系列にとらわれない中立的な立場から顧客にデータ利活用をワンストップで提案ができることである。提案力の高さは年間売上高が1 億円以上の大型顧客数が5 年間で1.8 倍に増加していることからもうかがえる。また金融・公共など基幹・社会インフラ向けのとりわけ高い技術力を求められる品質基準をクリアすることで、医薬、医療、小売、外食など幅広い業種への展開が可能となっている総合力も評価できよう。

・2027年3月期も通期で過去最高更新を見込み、売上高179億円、営業利益21.5億円を計画している。積極的な賃上げやオフィス環境整備などの人的投資を継続しつつも、生産性向上により営業利益率は12%(0.4ポイント改善)への上昇を想定する。

・2026年3月期は前期比4円増配の37円、来期も39円への連続増配(配当性向35.4%)を予定している。SIerとして大規模な設備投資を必要とせず安定したキャッシュ創出力を持つため、機動的な自己株式取得も含めた手厚い還元姿勢は企業価値向上に寄与する。

株式会社クロスキャット:2026年3月期決算説明会文字起こし(2)に続く

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