クロスキャット
データの価値は今後さらに高まっていきます。クラウドや生成AIといった技術進化により、データは貯めるものから使い続ける資産へと変わっています。当社は、その土台となる基幹システムの開発、業務データの利活用に長年取り組んできました。このポジションを生かし、今後も中長期的な成長を目指してまいります。
以上をもちまして、決算ハイライト及び成長戦略に関するご説明を終了させていただきます。続きまして、決算の概要につきまして、取締役常務執行役員の山下よりご説明させていただきます。
■クロスキャット 山下様
取締役常務執行役員の山下でございます。それでは、2026年3月期決算の概要についてご説明いたします。
まず、損益計算書につきまして、前期比を中心にご説明いたします。米国の通商政策や中東情勢をはじめとする地政学リスクによる景気の下振れリスク、物価上昇の継続など、先行き不透明な社会経済環境の中、連結ベースで売上高は、金融、公営競技・スポーツ振興くじ向けが好調に推移し、173億1,400万円と前期比で6.9パーセントの増収となりました。利益面では、営業利益は20億1,400万円、経常利益は20億4,300万円、税金等調整前当期純利益は21億2,000万円、当期純利益は15億1,100万円と、各利益ともに前期比で増益となりました。これは主に、増収に伴う売上総利益の増加によるものです。
続きまして、期初予想との比較ですが、売上高、利益ともに予想を上回り、売上高は1.3パーセント、売上総利益は0.4パーセント、営業利益は4.4パーセント、経常利益は2.7パーセント、税金等調整前当期純利益は6.5パーセント、当期純利益は11.9パーセントの上振れとなりました。
主な要因は、増収の影響に加え、賃上げを実施しつつも効果的な販管費の使用等による費用の抑制、投資有価証券の一部を売却したことによる投資有価証券売却益の発生などが挙げられます。
次に、業種別売上高について前期比でご説明いたします。業種別売上高では、金融分野において銀行案件が伸び、31億4,900万円と24.2パーセントの増加となりました。また、公営競技・スポーツ振興くじ分野は12億4,000万円、前期比82パーセント増と非常に好調に推移しました。また、その他分野では、26億4,700万円と30.6パーセントの増加となりました。不動産デベロッパーや水産等、さまざまな業種からの受注が拡大しております。一方、クレジット向けは17億5,500万円と25.1パーセントの減少となりました。これは、前期に大型案件の開発が集中していた反動などによるものとなります。
次に、業種別売上高の構成比についてご説明いたします。主要領域では、前期比で売上全体の15.7パーセントであった金融向け事業は、銀行業務システムの保守サービスなどの受注により18.2パーセントに伸長し、2.5ポイントの増加となりました。引き続き、当社の売上構成割合は、約6割がクレジット、金融、官公庁・公共企業向けとなっております。また、それ以外では、売上全体で4.2パーセントだった公営競技・スポーツ振興くじ向け事業は受注が大きく拡大し、7.2パーセントに伸長し、3ポイントの増加となりました。
次に、事業別売上高についてご説明いたします。コア事業であるシステム開発は、148億2,000万円と前期比で6.2パーセント増加と好調に推移しました。BIビジネスでは、データ活用、基盤構築等の受注が大きく伸長し、16億2,100万円、19.9パーセント増加と大きく伸長しました。厳しい経済環境の中、両利きの経営を実践することで、コア事業を中心に各事業が着実に増収するとともに、データ活用にかかるBIビジネスの増収が成長加速に貢献しております。
株式会社クロスキャット:2026年3月期決算説明会文字起こし(5)に続く