6月8日のニューヨーク外為市場でドル・円は159円92銭へ弱含んだのち、160円27銭まで上昇し、160円19銭で引けた。米トランプ大統領の要請を受け、イラン、イスラエルが攻撃を停止すると発表し、原油価格の上昇が一段落したためドルは反落した。しかし、中東の緊張リスク存続や年内の連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が根強くドル買いが再燃した。
本日6月9日の米ドル・円は上値の重い展開か。前日は米トランプ大統領の要請を受けてイランとイスラエルが攻撃停止を発表したことで原油価格の上昇が一段落してドルは一時反落したが、中東の緊張リスクの存続やFRBの年内利上げ観測の根強さからドル買いが再燃し、160円台を回復して引けた。160円台では日本当局による為替介入への警戒感が一段と高まりやすく、上値は引き続き抑制されやすい。本日は6月15・16日の日銀金融政策決定会合を控えて追加利上げ観測の動向が注目される。利上げ観測が高まれば円の下支え要因となるが、日米の大幅な金利差を背景にした円売り圧力は根強く、ドルの底堅さは続きそうだ。