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Jストリーム Research Memo(5):戦略市場は医薬、EVC、OTTの3領域

■Jストリームの事業内容

3. 収益構造と戦略市場
同社のビジネスモデルは、主力の「J-Stream Equipmedia」「J-Stream CDNext」「ライブ配信サービス」を提供するとともに、周辺サービスで各顧客の用途に応じて機能を拡張するという構成になっている。これにより、販促や社内教育など顧客が動画を利用することで得られる効果を最大化している。特に自社製の「J-Stream Equipmedia」と「J-Stream CDNext」は付加価値が高く、売上の増加以上に利益が拡大する収益構造となっており、「ライブ配信サービス」も同社のなかで比較的好採算なサービスである。また、戦略市場に設定している医薬業界のEVC領域(医薬領域)、医薬業界以外の事業会社のEVC領域(EVC領域)、メディア・コンテンツ業界を中心としたOTT領域への製品・サービス提供によって事業拡大を図っている。各領域ではデジタル化ニーズがそれぞれ異なっており、デジタルマーケティングに対して長年課題のある医薬領域には、「ライブ配信サービス」を中心にサービスを提供している。一方、比較的DXが進んでいるEVC領域(医薬以外)に対しては、オンライン会議やテレワーク、eラーニング、統合型マーケティングなど、「J-Stream Equipmedia」を中心にラインナップを強化して様々なニーズに幅広く対応している。DXが急速に進んでいるOTT領域では、放送事業者の放送同時配信やコンテンツプロバイダの動画配信サービス参入などを支援している。

同社を周辺で支えるグループ企業

4. グループ企業
こうした市場で同社の様々な事業を周辺で支えているのが、M&Aなどにより子会社化してきたグループ企業で、子会社の強みを生かした相互連携によってシナジーを最大化している。子会社には、コンテンツをインターネット上で配信するプラットフォームや会員認証などの各種機能の開発を行う(株)CO3、映像制作やプランニング、プロモーション事業を行うクロスコ(株)、Webサイトの制作・運用支援やデータベース連携プログラムの開発を行う(株)Jクリエイティブ ワークス、デジタル放送機器の輸入・販売及びエンコードシステムのインテグレーションを行うイノコス、医薬系のデジタルコンテンツ制作やマーケティングソリューションに強みを持つ(株)ビッグエムズワイ、製造業など現場の技術伝承を支援する動画マニュアルを容易に作成できるSaaS「VideoStep」を自社開発した(株)VideoStepなどがある。

また、2025年11月には、会員・社員限定の動画配信が可能な高機能動画配信システム「クラストリーム」を開発・販売するアイ・ピー・エルの株式を100%保有する純粋持株会社であるアイ・ピー・エルHDを新たに子会社化した。アイ・ピー・エル保有の技術や経営資源は同社との親和性が高いため、同社による営業展開や管理支援を通じたシナジーの顕在化が期待されている。ほかに、放送ビジネスにおける同時再送信の知見吸収を目的にBSよしもと(株)に、また、将来のメタバース領域におけるVRコンテンツの展開を視野にVR配信やVRギアの制作などを手掛ける(株)VR MODEに出資している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)

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