[本日の想定レンジ]
11日のNYダウは929.97ドル高の50848.75ドル、ナスダック総合指数は640.16pt高の25809.66pt、シカゴ日経225先物(6月限)は大阪日中比1955円高の66275円だった。本日は、米国とイランの戦闘終結に対する期待感からリスク選好ムードが強まることが想定される。前日の東京市場は、米国とイランの戦闘終結交渉の難航が予想されるなか、原油高が重しとなり下落した米国市場の流れを映して売り先行で始まった。ただ、後場に入り、半導体・人工知能(AI)関連株の一角がプラスに転じたことなどから、日経平均は結局小反発した。ローソク足は陽線を描き、25日移動平均線を下回る水準では押し目買い意欲の強さを確認する形となった。11日の米国市場は、米国とイランの対立が激化するとの懸念が和らぐなか、買いが優勢となった。トランプ米大統領は11日、SNSで予定していたイランに対する攻撃を中止したと表明した。イランとの戦闘終結に向けた交渉の内容がイラン最高指導部へ持ち込まれ、承認を得たと主張したうえで、今週末にも合意文書の署名を欧州で行うとの見通しを示した。これを受け、原油などのエネルギー製品の輸送混乱による過度なインフレ懸念が後退するとの思惑から、米原油価格や米長期金利が下落したことが支援材料になった。本日の東京市場もこの流れを映して幅広い銘柄が買われることになるだろう。ナイトセッションの日経225先物(9月限)が一時66740円まで上昇したことも投資家心理を上向かせ、先物高にさや寄せする展開が予想される。しかし、イラン革命防衛隊に近いファルス通信が「イランはいかなる米国との暫定的な基本合意書も承認していない」と伝えており、米国とイランの対立構図が改善しているとは言いづらく、最終的に合意文書に両国が署名するまでは予断を許さない状況であることに変わりはないだろう。上値メドは、心理的な節目の67000円や68000円、3日に記録した史上最高値の68402円。下値メドは、心理的な節目の64000円や63000円、62000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限67000円-下限65000円