FY26決算ハイライト
AIさくら:HEROZ株式会社2026年4月期通期決算について、当社グループが提供するAIさくらよりご説明します。
今期決算のハイライトをご説明します。2026年4月期通期は、売上高64億2,400万円で前期比プラス8.3パーセント、EBITDAは10億2,500万円で前期比プラス29.2パーセント、営業利益は5億2,300万円で前期比プラス70.7パーセントと、いずれも大きく成長を達成しました。
新規プロダクトの収益化が進んでおり、「HEROZ ASK」は第4四半期の売上が前四半期比で27.8パーセント増加し、4月末には年換算売上高、ARRが2億円を突破しました。業績は修正後通期業績予想を上回って着地し、売上高、営業利益ともに計画を超過しています。
2027年4月期は2つの戦略軸に注力していきます。1つ目は「バリオセキュア」をAI Securityエージェントへ進化させること、2つ目は「HEROZ ASK Cowork」を軸とした「AI BPaaS」の新カテゴリ創出に取り組んでいくことです。
通期累計:実力値ベースでは営業利益637百万円と、前年比+108%と約2倍の増益
実力値ベースの営業利益についてご説明します。2026年4月期の通期累計連結営業利益は5億2,300万円となりました。ただし、バリオセキュア社の株式交換による完全子会社化やAKMグループ化に伴うM&A関連費用を除いた実力値ベースでは6億3,700万円となり、前期比108パーセント増と、約2倍の増益を実現しました。
「HEROZ ASK」など新規事業の収益化が進む中、M&Aによる事業基盤の拡大とあわせ、実力値ベースでの利益成長が着実に進展しています。
本資料のハイライト
本資料のハイライトについてご紹介します。2027年4月期は、AI Cowork構想とAI Securityの二大領域に経営資源を集中し、事業構造を再定義していきます。まず、「HEROZ ASK Cowork構想」として、プロとAIの協業により業務を「任せる」に転換し、最大12兆8,000億円規模のAIツール+BPO市場の獲得を目指します。
また、バリオセキュア社の完全子会社化を通じて、AI Securityエージェントを実装し、「被害深刻化」「専任不在」「取引条件」「法制度」という4つの追い風を取り込み、中堅・中小企業向け市場での面的な拡販を加速します。
次に、「HEROZ ASK」は4月末時点でARR2億円を達成し、顧客数は約430社となりました。単月貢献利益ベースでの黒字化も実現しています。前四半期比プラス27.8パーセントの成長スピードに加え、MCP対応により活用定着に向けた施策も進めています。
最後に、2027年4月期の通期業績予想ですが、売上高68億円、営業利益8億円を見込んでいます。
数字でわかるHEROZ
当社グループに関連する各種の数値についてご紹介します。「将棋ウォーズ」では累計対局数が11億局を超え、「世界コンピューター将棋選手権」では2026年5月に当社エンジニアが開発した「氷彗」が優勝し、当社AIとして通算6度目の優勝を果たしました。
「HEROZ ASK」では、2026年4月までに主要機能のリリース数が152件となり、月次レベルでの機能追加を通じて顧客ニーズに迅速に対応しています。
従業員の増加率については、コア事業を中心に採用を進めるとともに、M&Aによるグループ成長とオーガニック成長の両輪で、引き続き非連続成長の実現を目指していきます。
通期連結業績サマリー:主要指標も順調に推移
2026年4月期通期の連結業績についてご説明します。2026年4月期通期の業績サマリーは、売上高が前期比8.3パーセント増の64億2,400万円、EBITDAが前期比29.2パーセント増の10億2,500万円、営業利益は前期比70.7パーセント増の5億2,300万円となりました。
当社が重視している主要KPIについて、リカーリング売上およびARRは順調に拡大しています。また、リカーリング解約率は、AI Securityが0.8パーセント、「HEROZ ASK」が1.3パーセントと、引き続き低い水準で推移しています。
2026年4月期 通期連結業績
2026年4月期通期の経営成績の詳細についてご報告します。グループ全体の売上高、営業利益、EBITDAは、BtoC事業、BtoB事業およびAI Security事業の成長が寄与し、前年同期比で増収増益となりました。
「HEROZ ASK」を中心に、2026年4月期より段階的に投資効果が表れ始めており、2027年4月期以降もさらなる利益貢献が期待される見通しです。また、2026年4月期は当期純利益の黒字化を達成しました。今後とも各事業の成長を図りながら、収益基盤の強化に努めていきます。
主要な業績KPIの推移売上高・EBITDA
四半期別の売上高およびEBITDAの推移です。第4四半期単体の売上高は17億3,800万円で、前年同期比9.7パーセント増と大きく成長しました。
また、第4四半期単体のEBITDAは3億600万円で過去最高を更新し、前年同期比1.5パーセント増で推移しています。
リカーリング売上・ARR:安定的な売上成長
リカーリング売上およびARRの推移です。通期のリカーリング売上は、BtoB継続売上の増加、「AIさくらさん」の売上増加、VOIQ社の売上増加に加え、AI Security事業も加わり、安定的に拡大しています。
ARRも前年同期比プラス11.0パーセントの成長を実現し、ストック型収益を着実に積み上げています。
セグメント売上・利益推移
セグメント売上およびセグメント利益の推移についてご説明します。AIX事業は、前年同期比で売上高プラス9.4パーセントの成長を実現しました。期中における案件の期ズレが一定程度解消され、BtoB事業の稼働率改善効果があったことが主な要因です。
一方で、セグメント利益は中長期の成長加速に向けた人材採用や組織体制強化のための先行投資を行った結果、前年同期比で18.8パーセント減少しました。
AI Security事業では、売上高が前年同期比で9.7パーセント増加、セグメント利益も6.8パーセント増加と、引き続き増収増益を達成しています。
AIX事業 BtoC事業:4Q売上も前年同期を上回り堅調に推移
AIX事業におけるBtoC事業では、売上高と対局数が引き続き堅調に成長を遂げました。通期の売上高は前年同期比で5.7パーセント増を達成し、期末時点のプレミアムユーザー数は当社の過去最高水準に到達しました。
四半期の対局数は5四半期連続で3,000万局を超えており、2025年12月には累計対局数が11億局を突破と、引き続き堅調に成長しています。今後も安定的に事業成長を実現していきます。
AIX事業 BtoB事業:通期累計の売上高は前期比+20.6%の成長を実現
AIX事業の中核を担うHEROZのBtoB事業は、通期累計で前年同期比プラス20.6パーセントの売上成長を達成しました。第4四半期偏重の構造もあり、第4四半期単体では前年同期比39.2パーセント増と、大きく成長しています。
四半期別の稼働案件数も第4四半期に増加が続き、前年同期比39.0パーセント増となりました。また、業務基盤の変革ニーズを受け、共創型伴走支援を推進しています。稼働率も前期比で改善しています。
売上原価内訳:主にBtoB事業の稼働率改善により、売上原価比率は3.5pt減少
売上原価の内訳です。開発人員の採用が順調に推移しており、エンジニアの採用を中心にHEROZのBtoB事業の開発人員が増加したことで労務費が増加しました。その結果、通期の売上原価は前年同期比で2.8パーセント増加しました。
一方、BtoB事業の稼働率改善効果により、第4四半期単体の売上原価比率は51.4パーセントと、前年同期比で3.5ポイント低下しました。業務委託費や外注費については、ティファナ社やバリオセキュア社による外注費の削減が進むなど、抑制傾向にあります。今後も、成長投資とコスト最適化の両立を図っていきます。
販管費内訳:M&A関連費用を除けばオーガニックベースで前年同水準を維持
販管費の内訳の推移です。通期の販管費は、バリオセキュア社の株式交換やAKMグループ化に伴うM&A関連費用を除いたオーガニックベースでは前年並みの水準を維持しており、選択と集中によるコストコントロールが進んでいます。
M&A関連費用を除外した売上販管費比率は32.5パーセントとなり、第4四半期単体では前年同期比で約3ポイント減少しました。費目別では、人件費に関して、前期の営業・マーケティング部門での採用による人員数の増加や、グループ会社の役員構成の見直しを通じ、固定費の圧縮を進めています。
採用教育費は、AIやダイレクトリクルーティングなどの活用により、採用コストを維持しながら積極的な採用を継続しています。また、広告宣伝費は「バリオセキュア」の第4四半期における集中計上が主な増加要因となっています。
引き続き、展示会など費用対効果の高い施策に選択と集中し、費用を配分していきます。
HEROZ ASK進捗:売上高は前四半期比+27.8%成長
「HEROZ ASK」の進捗についてご報告します。第4四半期の売上高は前四半期比でプラス27.8パーセントと大きく成長し、4月末にはARR2億円を達成しました。累計契約顧客数は4月末時点で約430社となり、貢献利益ベースで単月黒字化も実現しています。
活用定着に向けた継続的アップデートも進んでおり、MCP対応によりNotion・Box・Slackなどとの連携を開始し、社内データへのAI浸透を加速しています。
AIエージェントが外部ツールを自律的に呼び出して業務を自動処理することで、AIが「ともに働く同僚」へと進化し、全社展開および顧客単価の拡大を推進していきます。さらに、管理画面による一元管理でセキュリティと柔軟性を両立させ、導入障壁を取り除くことで、導入社数の拡大とLTVの向上を図っていきます。
解約率推移:HEROZ ASKも低水準化が進行
各種解約率についてです。AI Security事業の中核サービスであるセキュリティBPOサービスの四半期別解約率は、2026年2月期第4四半期において0.81パーセントと、引き続き安定的に1パーセントを下回る水準で推移しています。
「HEROZ ASK」のユーザーID数解約率についてですが、第4四半期は1.27パーセントと一時的に上昇したものの、2027年4月期第1四半期には1パーセント未満に低下する見込みです。
FY27を牽引する2つの戦略軸:AI BPaaSのフロントランナーへ
事業戦略のアップデートについてご紹介します。2027年4月期を牽引する2つの戦略軸をご説明します。1つ目は「HEROZ ASK Cowork」の本格展開です。プロとAIの協働で最大12兆8,000億円の業務委託市場を再定義し、ASKやBPOでは届かない領域にAI Coworkを投入していきます。
2つ目は、「バリオセキュア」のAI Securityエージェントへの進化です。24時間365日常駐型のBPOにAIを実装し、中堅・中小市場を守る新たなカテゴリを確立していきます。これら二軸でAIと業務代行を獲得し、「AI BPaaS」のフロントランナーを目指します。
①HEROZ ASK Cowork:12.8兆円市場をAI×プロで「任せる」へ
「HEROZ ASK Cowork」の市場機会についてご説明します。当社が標的とする市場は、国内AI市場6兆9,000億円と業務委託市場5兆9,000億円を合算した、最大12兆8,000億円規模のAIおよびBPO領域です。
生成AIを週1回以上利用する企業は7割を超え、急速に利用が拡大しています。一方で、AIを使いこなせていると回答する企業は約2割にとどまり、残る8割は依然として使いきれていない状況にあります。
この背景を詳しく見ていくと、まず「AIに聞く(ASK)」は利用者の指示能力に依存しており、使いこなせる企業は2割に限られるという調査結果が出ています。次の類型である「AI BPO(代行型)」は定型業務には適しているものの、高度な判断を伴う業務の代行は困難です。
これに対し、当社ではプロがAIを活用してBPOを遂行するAI Cowork(協働型)という構想により、品質・スピード・コストを同時に達成し、ASKだけでは届かない残り8割の企業にリーチしていきます。
そして、その先には、AIが業務全体を自律的に遂行する次世代企業モデル「Autonomous Enterprise」の実現を見据えています。ASKで蓄積したSaaS基盤とCoworkで磨き込まれる業務現場のノウハウを掛け合わせ、企業活動そのものを変革する大きな潮流を作り出していきます。
①HEROZ ASK Cowork:フロント×管理部門を共通AI基盤で統合
「HEROZ ASK Cowork」の3レイヤー構造とHEROZ社ならではの優位性についてご説明します。顧客接点となるフロント領域では、「AIさくらさんシリーズ」や「QuickQA」「VOIQ」などを活用し、接客、問い合わせ、営業をAIが代行します。
管理部門であるバックオフィス領域では、「BAKUNAGE」「BLOOMWORKS」「VarioSecure」などを活用し、経理、労務、法務、採用、情報システムを担っていきます。そして、これらを共通AI基盤の「HEROZ ASK」で統合することで、グループ全体の業務効率化を支えるAIエージェントプラットフォームを構築していきます。
HEROZならではの優位性は、大きく3点あります。第1に、業務委託の受け手である当社自身がAI活用の主役を担っていく点です。
第2に、プロとAIの協働によって、品質・スピード・コストを同時に達成できる点です。そして第3に、経理、労務、法務、採用、セキュリティに至るまで、管理部門をフルカバーしている点が挙げられます。
①HEROZ ASK Cowork:自己進化ループで丸投げAIバックオフィスのデファクトへ
「HEROZ ASK Cowork」の自己進化ループについてご説明します。成長エンジンの源泉は大きく2つあります。1つ目は、「BAKUNAGE」「BLOOMWORKS」「VarioSecure」などに代表される生きた業務現場です。2つ目は、GeminiやClaudeなどの外部AIと、自社SaaSである「HEROZ ASK」を組み合わせたマルチAI活用です。
これらを起点とする自己進化ループは、4つのステップで構成されています。第1に、顧客から業務をご依頼いただく段階で、丸投げによるご依頼とテンプレートをご利用いただくケースの両方に対応しています。第2に、人とマルチAIによる協働実行のフェーズです。
第3に、現場で培われた匠の技をAIに学習させ、ノウハウとして蓄積する段階です。そして第4に、自動フロー生成によってループそのものを加速・拡大させていきます。
提供形態としては2種類をご用意しています。完全にお任せいただく丸投げ型の「HEROZ ASK Cowork」と、顧客自身がワークフローとして活用するテンプレート利用型の「HEROZ ASK」等です。これら2つの形態を通じて、丸投げAIバックオフィス領域におけるデファクトスタンダードの確立を目指します。
②AI Security Cowork:25年の運用実績×AIで脅威に伴走
「AI Security BPaaS」について、市場環境とバリオセキュアの運用実績を基盤とした優位性をご説明します。現在、市場環境としては、脅威の高度化と中堅・中小企業の現実が同時に進行しています。
AI攻撃の自律化が急進展し、2025年には攻撃の8割から9割がAIによって自動化されると予測されています。また、侵入から被害発生までの時間は1日未満に短縮され、人手による監視は構造的に限界を迎えつつあります。
一方で、情報システム部門の専任者が不在の企業は約100万社に上り、人手による継続的な監視は事実上不可能です。このような状況下で、AIセキュリティの整備率は現在の37パーセントから64パーセントへと大幅に拡大すると見込まれています。また、サイバー対処能力強化法も2026年度内に本格運用が始まる見通しです。
こうした環境の下、当社の優位性はバリオセキュアの運用実績にあります。1つ目は24時間365日対応で、創業以来25年にわたり、顧客のセキュリティ運用を継続してきた点です。2つ目は全国オンサイト対応として、全国どこでも4時間以内に駆けつけ可能な保守網を有している点です。
3つ目は運用ノウハウの蓄積で、機器ではなく「運用そのもの」を提供してきた知見がある点です。これらを土台に、24時間365日常駐しているかのようなセキュリティ運用をBPOとして提供していきます。
②AI Security Cowork:中堅・中小企業のセキュリティをAI×プロに丸ごとお任せ
「AI Security Cowork」を構成する3つの領域についてご説明します。当社の「AI Security Cowork」は、侵入の防御から被害最小化、日々の運用までをAIとプロが一体となって代行する3層構造で展開します。
1つ目は「侵入を防ぐ」で、攻撃を入り口で食い止める領域です。AIが24時間365日体制で監視・自動検知・遮断を担い、バリオセキュアの25年の運用ノウハウとAIの協働により、進化する脅威に的確に対応します。
2つ目は「被害を止める」で、被害最小化と迅速な復旧を担う領域です。AIがアラートを高速に分析し、プロが即時に判断・対処を行うことで、封じ込めから復旧、再発防止までを一気通貫で提供します。
3つ目は「運用を支える」として、日常運用全体を代行する領域です。ネットワーク機器の設定からシステム運用までを継続的に担当し、AIによる調査や一次分析を組み合わせることで、高速かつ安定した運用品質を実現します。
これら3つの領域を通じて、中堅・中小企業のネットワークセキュリティ運用を、AIとプロが一体となって引き受ける「AI Security Cowork」として、新カテゴリの確立を目指します。
将棋人口最大化に向けた各種施策の推進
各セグメントのトピックスについてご紹介します。まずは、BtoC事業におけるトピックスをご報告します。
2026年6月より、「将棋ウォーズ」14周年を記念して、新対局モード「詰めバト」をプレミアム会員向けに先行リリースしました。このモードは、1対1で詰将棋の早解きを競う、「将棋ウォーズ」らしい新感覚の対局モードとなっています。
出題される問題は、将棋AI「棋神」が11億5,000万局の棋譜データからユーザーの棋力に合わせて抽出します。これは、教科書的な詰将棋とは異なり、実践の流れの中で生まれた局面を採用しているため、駒の配置がリアルで、覚えた手筋をそのまま対局に活かすことが可能です。
そのほか、「OKAMURA ソリスト杯 第13回将棋ウォーズ帝王戦」の開幕、VTuber将棋団体戦の開催、コレクションへの「ALSOK囲い」の新登場、『目の前の神様』とのコラボイベントなど、初心者から上級者まで楽しめる多彩な施策を展開しています。
Pokémon Battle Scope ポケモン公式大会で継続採用
BtoB事業における「Pokémon Battle Scope」に関するトピックスをご報告します。ポケモン社との共同開発によるポケモンバトル特化のAI「Pokémon Battle Scope」が、「Pokémon Japan Championships 2026」で継続採用されました。
将棋AI開発で培ったゲーム解析技術を活かし、誰もが観戦を楽しめる視聴体験を実現しています。2024年の「ポケモン竜王戦」での初導入以降、PJCS2024、2025に続き、PJCS2026でも継続採用となりました。リアルタイムでの勝率や次の一手の可視化が高く評価されています。
今大会から採用された『Pokémon Champions』に合わせて、対象ポケモンやメガシンカなどのルールを再調整しました。世界的IPとの中長期的パートナーシップを象徴する取り組みとして、引き続きエンターテインメント領域でのAI活用を推進していきます。
AIさくらさん:活躍領域が広がり、外部評価も獲得
「AIさくらさん」の近況についてご報告します。「AIさくらさん」の通期売上高は、新規契約の積み上げにより前年同期比37.3パーセント増を達成し、引き続き堅調に推移しています。一部案件の再設置に伴う一時的な影響を除けば、拡大トレンドは継続しています。
具体的な事例として、福島市観光コンベンション協会にて、JR福島駅東口に導入された「AIさくらさん」が英語・中国語・タイ語の多言語対応で、導入から3ヶ月で6,000回以上の接客実績を達成しました。また、エノヴィスジャパン社にて「AI電話対応さくらさん」が採用され、一次受付をAIが担うことで、担当者が製品手配業務に専念できる体制を構築しています。
さらに、「日本のサービスイノベーション2025」の模範事例として「AIさくらさんシリーズ」が選定され、業務効率化にとどまらず、業務の質向上と心理的安全性の両立が高く評価されました。今後、さらなる導入加速を見込んでいます。
2027年4月期 通期業績予想
2027年4月期の通期業績予想についてご説明します。2027年4月期の業績予想では、AI Security事業や「HEROZ ASK」の事業拡大を踏まえ、通期の売上高を68億円と見込んでいます。
営業利益は8億円を計画しており、成長に向けた開発やマーケティング投資を前期同様に継続しつつも、増益での着地を目指します。なお、当期純利益は、2026年4月期に関係会社株式の売却益約3億1,100万円が含まれており、それを除いた実質ベースでは前期比で実質約2倍の増益を見込んでいます。
よくいただくご質問について
最後に、IR活動を通じてよくいただくご質問をいくつかご紹介し、それに対するご回答をします。直近の決算発表に際して特によく寄せられたご質問を抜粋し、お答えします。
「『バリオセキュア』を今後どのように事業成長させていくか」についてです。既存のネットワークセキュリティ基盤を土台に、ランサム対策パッケージを通じて中堅・中小市場に向けた面的な拡販をしていきます。
さらに、「HEROZ ASK」を活用した「セキュリティAI Cowork」で運用を高度化し、AIとプロがセキュリティ運用全体を代行する「AI Security BPaaS」という新カテゴリの確立を目指します。
「『HEROZ ASK』を基盤としたCowork構想によって、どのように事業成長を実現していくか」についてです。「HEROZ ASK」を共通AI基盤とし、顧客接点である「AIさくらさん」などと管理部門の「BAKUNAGE」などを統合して提供します。
プロ×AIの協働で業務を代行し、リアル業務データを学習させて自動フロー化する自己進化ループを構築することで、丸投げAIバックオフィス領域におけるデファクトスタンダードの獲得を目指します。
以上で、2026年4月期通期決算説明会を終了します。ご清聴いただき、誠にありがとうございました。