■NY株式:米国株式市場は下落、AIバブル懸念が再浮上
米国株式市場は下落。ダウ平均は45.87ドル安の51666.84ドル、ナスダックは579.56ポイント安の25587.04で取引を終了した。
韓国の半導体メーカー、SKハイニックスの人工知能(AI)用メモリーチップの生産の伸びが鈍化したとの報道で、世界的な同セクター売りが加速し、寄り付き後、下落。ダウは良好な経済指標や原油安が支援し一時プラス圏を回復したが、上昇を維持できなかった。ナスダックはハイテクが重しとなり終日売られ、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別では家庭・パーソナル用品が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
ITサービスのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)`は量子コンピューティングの本格展開に向け準備してるとの報道やアナリストの目標株価引き上げで、上昇。企業向け情報技術管理ソフトウエアメーカーのサービスナウ(NOW)やディスカウント小売のターゲット(TGT)はアナリストの投資判断引き上げでそれぞれ上昇した。
レンタカー会社のエイビス・バジェット・グループ(CAR)は大株主のペントウォーター・キャピタルと和解に達し和解金受け取りを好感し、上昇。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はアナリストが目先の見通し悪化を指摘し、投資判断を引下げたため、売られた。映画館を運営するAMCエンターテインメント・ホールディングス(AMC)は株の売却で資金調達する計画が嫌気され、下落。
運送会社のフェデックス(FDX)は取引終了後に第4四半期決算を発表。調整後の1株当たり利益が予想を上回ったが、コストの上昇が指摘され、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:原油安で長期金利が低下
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は161円45銭から161円62銭まで上昇し、161円59銭で引けた。
米6月製造業PMI速報値が予想を上回りドル買いが優勢となったが、原油安で長期金利が低下し伸び悩んだ。また、当局の円安是正介入警戒感に円売りも限定的となった。
ユーロ・ドルは1.1400ドルから1.1376ドルまで下落し、1.1380ドルで引けた。
ドイツの経済指標が弱く、さらに、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がイラン戦争に対し、さらなる力強い措置は必要ないとの発言を受け、追加利上げ観測の後退にユーロ売りに拍車がかかった。
ユーロ・円は184円09銭から183円78銭まで下落した。
ポンド・ドルは1.3222ドルから1.3182ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.8075フランへ下落後、0.8106フランまで上昇した。
■NY原油:続落、米・イラン協議の進展観測で売り優勢
6月23日のNY原油先物8月限は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-0.60ドル(-0.81%)の73.26ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.50-74.30ドル。米国とイランの最終合意に向けた交渉が進展し、ホルムズ海峡の航行正常化など中東からの原油供給回復が意識されて売りが優勢となり、一時72.50ドルまで値下がりした。通常取引終了後の時間外取引では主に73ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 57.91ドル +0.54ドル(+0.94%)
モルガン・スタンレー(MS) 226.03ドル -1.06ドル(-0.46%)
ゴールドマン・サックス(GS)1094.44ドル -11.93ドル(-1.07%)
インテル(INTC) 132.28ドル -8.66ドル(-6.14%)
アップル(AAPL) 294.30ドル -2.71ドル(-0.91%)
アルファベット(GOOG) 346.08ドル -2.70ドル(-0.77%)
メタ(META) 562.20ドル -1.65ドル(-0.29%)
キャタピラー(CAT) 984.24ドル -38.04ドル(-3.72%)
アルコア(AA) 55.08ドル -3.27ドル(-5.60%)
ウォルマート(WMT) 119.42ドル +2.24ドル(+1.91%)