[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;67046.37;+227.32
TOPIX;3998.07;-8.36
[寄り付き概況]
9日の日経平均は227.32円高の67046.37円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は指数によって高安まちまち。ダウ平均は576.76ドル安の52348.39ドル、ナスダックは51.96ポイント高の25870.65で取引を終了した。トランプ大統領が対イラン停戦終了の可能性を警告したため戦争再開を警戒し、寄り付き後、大幅安。原油価格や長期金利の上昇を嫌気した売り圧力も強まり、終日軟調に推移した。終盤にかけ、ハイテクが支援しナスダックは上昇に転じた。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場は主要指数によって高安まちまちだったが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が小幅ながら反発し、また、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.23%上昇したことが、東京市場で人工知能(AI)関連株や主力半導体関連株の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日までの3日続落で3000円近く下げたことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。さらに、国内小売・流通関連銘柄の四半期決算発表が増えており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が大幅続落となったことが東京市場の株価の重しとなった。また、中東情勢の先行き不透明感が強まり原油価格が上昇していることに加え、国内長期金利が上昇していることが株価を抑える要因となった。さらに、引き続き上場投資信託(ETF)分配金捻出のための売り需要が警戒され、買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は6月28日-7月4日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は222億円だった。
セクター別では、鉱業、非鉄金属、石油石炭製品、海運業、ガラス土石製品などが値上がり率上位、空運業、証券商品先物、不動産業、建設業、輸送用機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、キオクシアHD、KOKUSAI、アドバンテスト、フジクラ、村田製、イビデン、JX金属、安川電、スクリーンHD、ルネサス、太陽誘電、古河電工、東エレク、レゾナックなどが上昇。他方、サンリオ、IHI、トヨタ、ソニーG、ファーストリテ、みずほ、三井住友、三菱商、三菱UFJ、三井物、りそなHD、川崎重、アサヒなどが下落している。