13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連株物色継続も原油相場にらみの相場展開に
■イオン、1Q営業利益 33.6%増 752億円
■新聞休刊日
■半導体やAI関連株物色継続も原油相場にらみの相場展開に
13日の日本株市場は原油価格の動向をにらみつつ、半導体やAI関連株への物色が継続するかを見極めることになろう。10日の米国市場はNYダウが149ドル高、ナスダックは74ポイント高だった。米国とイランによる協議継続への期待から原油価格が下落したことが安心感につながった。エヌビディアなど半導体やAI関連株の一角が買われたことも投資家心理を支えた。シカゴ日経225先物は大阪比440円高の69250円。円相場は1ドル=161円90銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで68220円まで売られた後にリバウンドをみせており、終盤にかけて69360円まで買われ、ナイトセッションの高値で終えていた。心理的に抵抗線として意識されていた25日線を再び上回ってきたことで、リバウンドの動きを強めてくる可能性がある。
韓国のSKハイニックスのADR(米国預託証券)がナスダック市場に上場した。初値は170.00ドルと、公募価格の149.00ドルを14%上回り、168.01ドルで終えた。好調な滑り出しになったことで、アドバンテストや東エレク、キオクシアHD、ソフトバンクGなどへの支援材料になろう。
ただし、米国とイランによる戦闘が激化し、米軍は新たな標的を攻撃する一方、イラン政府は地域内の米国の同盟国数カ国に対して攻撃を行ったと報じられた。今回の衝突は、先月の停戦発効によって持続的な和平合意への期待が高まって以降、両国間で最大規模の軍事行動となったと伝えられている。10日の米国市場の上昇は原油安の影響もあっただけに、原油価格が上昇をみせてくるようだと、利益確定の売りに向かわせる可能性はありそうだ。
また、SKハイニックスについてはナスダック上場での順調な滑り出しのまま、韓国市場においても流れを引き継いでくるかが注目される。韓国市場で弱い値動きをみせてしまうと、東京市場においても半導体株への利食いに向かわせることも考えられる。なお、前週末の日経平均株価は大幅続伸ながら、25日線(68697円)を挟んでの攻防だった。本日は同線を上回って始まることが期待されるが、25日線に上値を抑えられてくるようだと、持ち高調整の売りが次第に強まってきそうである。
■イオン、1Q営業利益 33.6%増 752億円
イオンが発表した2027年2月期第1四半期の連結業績は、営業収益が前年同期比14.6%増の2兆9419億8100万円、営業利益は同33.6%増の752億300万円だった。コンセンサス(715億円程度)を上回っている。セルフレジや電子棚札、AIツールの活用拡大等店舗DXを継続した結果、スーパーマーケット事業の既存店労働時間は96.7%、ディスカウントストア事業では99.4%となり、生産性向上が着実に進んでいる。
■前場の注目材料
強気材料
・日経平均株価は上昇(68557.73、+813.88)
・NYダウは上昇(52637.01、+149.60)
・ナスダック総合指数は上昇(26281.61、+74.72)
・SOX指数は上昇(12967.16、+7.16)
・シカゴ日経225先物は上昇(69250、+440)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・新聞休刊日
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・07:30 NZ・サービス業指数(6月) 前回47.5
・中・貿易収支(6月) 予想1201.0億ドル 前回1054.3億ドル
・中・輸出(6月) 予想18.2% 前回19.4%
・中・輸入(6月) 予想24.7% 前回27.4%