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CAICAD Research Memo(3):金融業界向けシステム開発やブロックチェーン技術に強み(2)

■CAICA DIGITALの事業概要

(3) IoT関連事業
ネクス連結化により、2026年10月期から新たに追加されたセグメントである。ネクスはIoT通信機器の開発・販売を通じて、通信技術を活用したテレマティクスソリューション※1やM2Mソリューション※2を提供している。同社グループ入りを契機として、DXソリューション開発力及びブロックチェーン技術の融合により、IoTデバイス、データ、決済を統合したソリューション事業への深化を図る考えだ。主な製品群としては、2026年1月に販売開始した5G Redcap 対応USBドングル型データ端末「UNX-35GL」※3のほか、注力するAI分野ではエッジAIコンピューター「AIX-01NX」※4、テレマティクス分野ではOBDll型データ収集ユニット「GX700NC」※5、通信端末分野ではバッテリーレス型ルーター・モデル「UNX-05G」※6などを展開している。

※1 車両の速度・燃費・位置情報などのデータをリアルタイムで取得・分析する車両管理ソリューションを提供。
※2 各種機器に無線通信機能を組み込み、機器同士がネットワークを通じて自動的に情報を交換・制御するM2Mソリューションを提供。
※3 AI/IoT向け通信規格(5G RedCap)に対応。従来の5G通信モジュールと比べて、低消費電力化及び低コスト化を実現している。
※4 NVIDIA製GPUを活用したリアルタイム画像認識技術と、マルチキャリア対応の高速モバイル通信機能を備える。前述の「UNX-35GL」と接続することにより、IoTデバイスやセンサーから取得したデータをクラウドや外部システムへ安全に送信するIoTゲートウェイ機能も有する。
※5 国内主要LTE周波数((株)NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)をはじめ、みちびき(準天頂衛星システム)を含む5方式のGNSS(全球測位衛星システム)に対応。車両管理や動態管理等のクラウド型車両管理に加え、バッテリーの残量や充電回数等といったEV車特有の情報を活用した車両状態管理にも利用されている。
※6 5G対応でWi-Fi及びEthernetを搭載。超高速・大容量通信・多数同時接続、超低遅延といった特長を有するほか、KDDI及びNTTドコモとの相互接続試験の完了により、法人向け回線サービスにおける接続信頼性の確保にも対応している。

(4) 介護DX事業
善光総研の連結化により、2026年10月期第3四半期から新たなセグメントが追加される(2026年10月期中間期末はバランスシートのみ連結化)。善光総研は、日本最大級の複合福祉施設を運営する社会福祉法人善光会が設立した研究所における介護DX関連事業の移管を受けて2022年9月に設立された。「オペレーション改革とデジタル化で介護・福祉業界の変革に挑む」をミッションとして掲げ、スマート介護プラットフォーム「SCOP」の提供、デジタル中核人材の育成及びコンサルティング実証支援も行っている。同社グループ入りの目的は、デジタル技術やAI開発ノウハウをかけあわせて介護DXの需要を取り込むことにあり、1)スマート介護プラットフォームの次世代化、2)施設向けIoT/通信ソリューション提供、3)金融サービス+介護サービスパッケージ、4)データ分析・AI活用による価値提供、5)介護向けコンサルティング事業の体制強化を図る。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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