21日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。中東情勢の先行き不透明感を背景とした原油高と米金融引き締めを意識した金利高の継続で、ドル買い地合い継続の見通し。ただ、直近高値が意識され、上値は重いだろう。
前日は中東情勢の混迷を背景とした原油相場の強含みが材料視され、ドル買い先行。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な金融政策の継続への期待も継続したが、材料難により過度なドル買いを抑えた。ユーロ・ドルは1.1440ドル台から1.14ドル付近に軟化、ドル・円は162円20銭台から162円50銭台に浮上。本日アジア市場で3連休明けの東京株式市場は日経平均株価が強含んだものの、円売りは限定的でドル・円は伸び悩んだ。
この後の海外市場で重要イベントは予定されておらず、原油相場と米長期金利が手がかり。ホルムズ海峡の航行の安全性から原油安定供給が懸念され、引き続き原油高を背景としたドル買いに振れやすい。また、引き締め的な金融政策への思惑は継続しドル買いを支援。一方、日銀の利上げ見送り観測や高市政権の財政運営への懸念は円売り要因となる。ただ、7月1日に付けた約40年ぶりの高値162円84銭に接近すれば、日本の為替介入への警戒感から一段のドル高・円安は抑制されるだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・ZEW期待指数(7月) 予想18.0 前回10.5