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前場に注目すべき3つのポイント~アドバンテストのリバウンドを見極め~

30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■アドバンテストのリバウンドを見極め
■日立、27/3上方修正 営業利益1兆4080億円←1兆3150億円
■第一工業製薬低誘電樹脂材の生産増強、100億投資

■アドバンテストのリバウンドを見極め

30日の日本株市場は、売り一巡後は半導体株の底入れを見極めながらの相場展開になりそうだ。29日の米国市場はNYダウが1153ドル安、ナスダックは433ポイント安だった。イランがヨルダン駐留米軍に弾道ミサイルを発射したと報じられた。トランプ大統領が激しい報復攻撃を警告したことでWTI原油先物価格は1バレル=84ドル台に上昇したことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比1130円安の61320円。円相場は1ドル=163円30銭台で推移。

日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形でやや売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで63080円まで買われる場面もみられたが、終盤にかけて下へのバイアスが強まり、一時60920円まで下落幅を広げる場面もみられた。下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(61719円)を下回っており、早い段階で同バンドを上回れないと、-3σ(58923円)とのレンジが意識されてくる。

米国では原油先物相場の大幅な上昇が重荷になったが、半導体やAI関連株の売りが続いている。マイクロン・テクノロジーやアプライドマテリアルズ、クアルコム、KLAなどの下げが目立ち、フィラデルフィア半導体(SOX)指数の下落率は5%を超えた。そのため、これまで同様、キオクシアHDのほか、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクGなど指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の動向を見極めることになりそうだ。特に昨夕に業績予想の上方修正を発表したアドバンテストがリバウンドを強めてくるかが注目される。リバウンドが限定的になるようだと、先物主導によるインデックス売りが入ってくる可能性もあるだろう。

また、中東情勢の緊迫化による影響から、足もとで資金シフトがみられていた内需系の銘柄からの資金流出も警戒されそうだ。原油高を背景とした資源株の一角には資金が向かいやすいだろうが、全体としては戻り待ち狙いの売りが入りやすく、個別に材料の出ている銘柄での日替わり的な物色になりそうだ。なお、昨夕決算を発表したところでは、アドバンテストのほか、ウェッズ、第一工業、FDK、東エレデバ、エンプラス、ドリコム、トーエネック、マキタ、きんでん、サンワテクノス、NEC、栗田工などが注目される。

■日立、27/3上方修正 営業利益1兆4080億円←1兆3150億円

日立は2027年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を1兆3150億円から1兆4080億円に上方修正した。コンセンサス(1兆3700億円程度)を上回る。送配電設備がインフラ更新や人工知能(AI)関連のデータセンター向けに伸びる。

■前場の注目材料

強気材料
・高市内閣による経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請

・マツダタイ投資1.5倍、自動化・脱炭素、改修計画が確定
・第一工業製薬低誘電樹脂材の生産増強、100億投資
・三菱ガス化学台湾合弁解散、半導体向け積層材、成長困難
・住友商事常務執行役員CDO・巽達志氏、デジタル・AIで変革
・Liberaware下水道点検ドローン、距離・傷の大きさ記録
・日立建機ペルー鋳造工場稼働、大型ミルライナー生産
・エスペックAI半導体の信頼性評価、低電流・電圧で測定
・タダノ高所作業車の生産能力1.5倍、長野・八幡工場稼働
・日揮HD月面設備の地上実証設計を受託、JAXAから
・パナソニックHDスーパーキャパシター量産、AIDC向け
・NTTNTT東日本と西日本、携帯通信で自動運転バス管理、総務省に要望
・住友ベークライト取締役常務執行役員・平井俊也氏、半導体材に大規模投資
・東北電力宮城・七ケ浜でサーバー預かり、AI用GPU対応
・関西電力インドネシアで複合ビル空調設備のAI制御実証
・サッポロビール飲食“不本意”な閉店防ぐ、承継専門チーム
・ispace三菱重工業と、月面着陸船28年打ち上げ、H3で月輸送構築

☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 対外・対内証券投資(先週)

<海外>
・特になし

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