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シークス—上期純利益は45.6%増、構造改革の完了で「増収が利益に直結する体質」に転換

シークスは8月7日、2026年12月期第2四半期(中間期)連結決算を発表した。売上高は1,507.33億円(前年同期比5.5%増)、営業利益は55.76億円(同16.8%増)、経常利益は64.13億円(同34.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は45.65億円(同45.6%増)と大幅増益。営業利益率は3.3%から3.7%へ改善し、為替影響を除く実質ベースでも営業利益は12.1%増となった。
同社は8月3日に通期予想を上方修正している。フィスコの取材に対し同社は、第1四半期時点でも良好な進捗にあったが不確実要素があり修正を見送り、4月中旬以降も推移が顕著で先行きの見通しが立ったことを確認して修正に踏み切ったと説明する。収益構造改革と事業再編を前期までに整理し終えたことで、今期は「増収が利益に直結しやすい環境が昨年まで以上に整っている」との認識を示す。
売上構成比が18.1%から22.3%へ上昇した産業機器は336.74億円(前年同期258.39億円)と伸長した。取材によると、パワーツールや蓄電池が着実に伸び、米州の航空関連事業の需要も強い。売上高の約65%を占める車載関連機器は、特定の製品分野が突出したというより日本や米州を含むほぼ全地域で前年を上回り、2025年に中国と欧州を中心に直面した厳しい市場環境からの回復に乗れている。原材料価格や人件費の上昇も自社でコントロールできる範囲にあり、外部要因分は顧客と交渉しながら対応できているとしている。
営業利益の伸びを上回る経常増益について、同社は2つの要因を挙げる。1つは継続してきた資産整理に伴う売却益の計上。もう1つは在庫削減の進捗で、在庫を手当てするための借入が減り、期初に見込んでいた支払利息を想定より抑えられたという。実際に営業外収益は9.65億円から14.99億円へ増加し、支払利息は4.72億円から3.10億円へ減少している。
地域別では欧州のセグメント利益が2.81億円(前年同期は5.65億円の損失)と黒字転換した。2024年に発表したハンガリー工場の閉鎖を完了し、スロバキア工場へ集約した効果が大きいという。日本も産業機器の出荷増でセグメント利益10.2億円(同4.6億円)と大幅増益となり、この2地域が利益改善の中心となった。
財務面では有利子負債が前期末比68.80億円減の346.60億円となり、自己資本比率は52.9%へ上昇。棚卸資産回転日数も68.8日と8日短縮した。通期予想は売上高3,100億円(前期比7.1%増)、営業利益105億円(同18.6%増)、経常利益115億円(同24.6%増)、当期純利益82億円(同229.5%増)で据え置き、上期の進捗率は経常利益で55.8%。配当は中間25.00円、年間50.00円(前期49.00円)を予定する。同社は期初に投資家へ示した収益性改善が進捗として表れたとし、下期もさらなる成長を目指す姿勢を強調している。

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