一正蒲鉾は7日、2026年6月期連結決算を発表した。売上高は前期比2.8%増の355.42億円、営業利益は同31.3%減の6.11億円、経常利益は同41.7%減の5.29億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同56.3%減の3.26億円となった。
水産練製品・惣菜事業の売上高は前期比2.8%増の313.18億円、営業利益は7.51億円(前期は10.07億円の利益)となった。売上高は、2025年3月1日納品分より実施した価格改定による販売価格の上昇に加え、主力であるスティックタイプのカニかまを中心とした販売数量が伸長した。また、節約志向や内食需要が継続するなか、価格面と汎用性に優れたはんぺん商品群も堅調に推移し、加えて、おせち商品についても、「国産原料100%」の高品質商品である「純」シリーズが伸長したことから、増収となった。利益は、生産性向上や継続的なコスト削減に努めたものの、主原料であるすり身をはじめとする原材料費や労務費の上昇による影響が大きく、減益となった。
きのこ事業の売上高は同3.3%増の38.94億円、営業損失は2.47億円(同2.51億円の損失)となった。売上高は、天候不順による野菜の生育不良の影響が限定的であったことに加え、新規顧客の開拓が寄与し、増収となった。販売価格は、在庫管理の徹底により前年同期を上回った。また、販売数量は、残暑の影響により鍋需要の立ち上がりが遅れたものの、需要期における大容量パックの販売拡大により前年同期を上回った。利益は、原材料価格、労務費及びエネルギー価格等の高騰が継続したものの、包装部門における合理化・省人化によるコスト削減や生産効率の向上に努めた結果、赤字幅が縮小した。
運送・倉庫事業の売上高は同3.0%減の3.29億円、営業利益は1.00億円(同1.25億円の利益)となった。運送部門は、営業活動の強化による収益性の高い自社定期便の新規案件獲得に加え、運賃の適正化を進めたことにより、増収増益となった。倉庫部門は、新規入庫案件の獲得に向けた営業活動を継続したが、食品関連業界における原材料費の高止まり等を背景に、取引先の在庫圧縮傾向が続いた。このため、同社倉庫における平均在庫量が減少し、保管回転率も低下したことから、減収減益となった。
2027年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比8.6%増の386.00億円、営業利益は同30.7%増の8.00億円、経常利益は同51.2%増の8.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同47.1%増の4.80億円を見込んでいる。