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バイオ関連に資金が向かいやすい

 20日の日本株市場は、米国市場の流れから自律反発が見込まれるなかで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げ止まりを見極めながらの相場展開になりそうだ。19日の米国市場はNYダウが119ドル高、ナスダックは41ポイント高だった。米財務省が流動性支援のために長期国債の買い入れを増額すると発表し、これを受けた金利低下が好感された。シカゴ日経225先物は大阪比480円高の65960円。円相場は1ドル=158円20銭台で推移。

 日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで66900円まで買われた後に65740円まで上げ幅を縮めたものの、66000円台を回復して終えている。日中取引で割り込んだ25日線(65760円)を上回ってきたことで、同線をのほか75日線(66280円)を支持線とした底堅さを見極めることになりそうだ。

 米国では主要な株価指数は上昇したが、NYダウはメルクが12%超上昇したインパクトが大きい。同社は「一部の皮膚がんを対象にモデルナと共同開発してきた治療法の治験で良好な結果を得た」と伝わったことが材料視されていた。モデルナも急騰していることもあって、バイオ関連株などに物色が広がりをみせてくるかが注目されそうである。

 一方で、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は2%あまり下落している。この流れから指数インパクトの大きいアドバンテストや東京エレクトロン、キオクシアHDなどの底堅さを見極める必要はありそうだ。

 また、米株高を受けて東京市場もリバウンドが期待されるが、日経平均株価の25日線辺りでの攻防が続くようだと自律反発の域は脱せず、次第に戻り待ち狙いの売りを誘うことになりそうだ。また、半導体株の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、先物主導で仕掛け的な動きをみせてくる展開もあるだろう。バイオ関連に資金がシフトしてくるようだと、半導体株の戻り待ち狙いの売りが出やすくなりそうである。

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