■NY株式:米国株式市場は大幅反落、原油や金利上昇懸念が再燃
米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は703.84ドル安の52759.21ドル、ナスダックは263.92ポイント安の26067.17で取引を終了した。
一部小売り決算を嫌気した売りや対イラン紛争長期化リスクの高まりを受けた原油高を嫌気し、寄り付き後、下落。長期金利も再び上昇に転じ、相場は続落した。終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別では不動産管理・開発やエネルギーが上昇した一方、小売、食・生活必需品小売が下落した。
農機具メーカーのジョン・ディア(DE)は第3四半期決算で関税還付も奏功し増収増益となったほか、人工知能(AI)データセンターブームも新たなトラクター需要をけん引すると楽観的な見通しが好感され、上昇。フラッシュメモリ、半導体部品製造・販売のマイクロン・テクノロジー(MU)はメモリー、AIリサーチに100億ドル投資する計画を発表、最高経営責任者(CEO)は「AI成長にメモリーが欠かせない」と強調し、上昇。
ビットコイン・トレジャリー会社のストラティジー(MSTR)や暗号通貨取引プラットフォームを提供するコインベース・グローバル(COIN)は暗号通貨に友好的な法案クラリティー法可決に楽観的な見解で、暗号通貨上昇に連れ、それぞれ買われた。サイバーセキュリティ製品会社のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)は最高技術責任者(CTO)の退社が報じられ、下落。ディスカウント小売のウォルマート(WMT)は競争激化で、第2四半期の国内の売り上げ高の伸びが6年ぶり低水準に落ち込み、売られた。
ベッセント財務長官はCNBCとのインタビューで、長期債買戻し拡大を示唆した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数などが予想を上回る
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は158円47銭から159円18銭まで上昇し、159円09銭で引けた。
原油高に加え、米先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の底堅さを証明、さらに、米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や7月景気先行指数が予想を上回ったため金利上昇に連れドル買いが優勢となった。ベッセント米財務長官がインタビューで長期債買戻し拡大の可能性に言及し、一時ドル売りが優勢となったが、財務長官は同時に、米国経済が強く、「強いドル政策」維持を表明し、ドル買いが再開した。
ユーロ・ドルは1.1695ドルから1.1669ドルまで下落し、1.1678ドルで引けた。
ユーロ・円は185円27銭から185円84銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.3653ドルから1.3621ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.7971フランから0.8010フランまで上昇した。
■NY原油:続伸、中東情勢の緊迫化で高値圏更新
8月20日のNY原油先物10月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+2.08ドル(+2.46%)の86.47ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは84.27-87.69ドル。ホルムズ海峡の扱いを巡る米国とイラン側の対立が平行線をたどる中、中東情勢の緊張が意識されて買いが優勢となり、87.69ドルまで値上がりした。通常取引終了後の時間外取引では主に86.47ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 61.86ドル -1.31ドル(-2.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 207.45ドル -6.78ドル(-3.16%)
ゴールドマン・サックス(GS)1001.95ドル -19.70ドル(-1.92%)
インテル(INTC) 92.13ドル -0.67ドル(-0.72%)
アップル(AAPL) 311.30ドル -5.53ドル(-1.74%)
アルファベット(GOOG) 338.20ドル -3.50ドル(-1.02%)
メタ(META) 545.83ドル -0.20ドル(-0.03%)
キャタピラー(CAT) 815.39ドル -0.76ドル(-0.09%)
アルコア(AA) 50.55ドル -0.99ドル(-1.92%)
ウォルマート(WMT) 103.84ドル -10.46ドル(-9.15%)