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グロービング Research Memo(6):2027年5月期は約4割増収・2ケタ増益見込み。3本柱の成長戦略を本格化

■今後の見通し

グロービングの2027年5月期の業績は、売上収益が16,100百万円(前期比39.8%増)、営業利益が4,830百万円(同20.6%増)、税引前利益が4,830百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が3,381百万円(同17.7%増)と見込んでいる※。比較の基礎となる2026年5月期のIFRS概算値は、売上収益が11,512百万円、営業利益が4,005百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が2,871百万円である。成長投資を積み増したうえで、約4割の増収、2ケタ増益を見込む。

※ 前期比は2026年5月期の実績をIFRSベースに修正した概算値(未監査)との比較、税引前利益の前期比は非開示。

コンサルティング事業では、調整後コンサルタント数を四半期ごとに15人程度増やし、コンサルタント平均年収は2,000万円程度を維持する方針である。JI対象クライアントを広げ、JI売上比率は期末までに60~70%、AI関連売上比率は55~65%を目指す。既存の売上高10億円以上のアカウントを維持するとともに、同規模まで取引が拡大する可能性のある顧客を2社抱えている。社内業務へのAI・DX導入により1人当たりの生産性を高め、人員の純増率を上回る売上成長を図る。採用費については、リファラル採用(社員・関係者からの紹介による採用)の比率を60%程度に保ち、適正な範囲に抑える。

AI事業では、AIエージェントとクラウドプロダクトの共同開発に注力し、売上収益400百万円程度を計画している。前期実績とほぼ同じ水準だが、全社のAI関連売上高にはコンサルティング事業で手掛けるAIテーマ推進や共同開発も含まれる。このため、AI関連売上比率の上昇とAI事業の売上収益は分けて見る必要がある。同社は共同開発で収益を得ながら、バーティカルAI-PFや暗黙知プラットフォームの実用化を進め、将来の利用料収入へつなげる方針だ。

追加の成長投資を除いた営業利益は5,630百万円、営業利益率は35.0%を想定している。ここから、2028年5月期以降の成長に向けた追加採用に400百万円、AI-PF開発やM&A体制の整備に400百万円を充てるため、期初予想の営業利益は4,830百万円となっている。これらの投資は業績の進み具合を見ながら調整する方針であり、売上の伸長と費用の投入時期によっては利益が予想を上回る余地があろう。高い収益性を有するコンサルティング事業で資金を生み出し、AIやM&Aへ振り向ける構図が整備されてきており、2027年5月期は一定の利益成長を確保しながら、次の成長分野へ踏み出す重要な1年になると弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)

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