ファインデックス
次に、受注高と受注残高の推移です。順調に受注が積み上がってきています。形としては、先ほど申し上げた通り下期偏重型になっており、Q1、Q2と積み上がっていき、Q3、Q4のところで残高が落ち着いてきます。年末年始のシステム導入がきちんと繰り返されており、なおかつそこでもゆっくりと確かな成長をしているというところが見えるかと思います。受注残高で言うと、Q2末時点で過去最高を記録しています。
それでは、セグメント別のご説明をいたします。
まず、全体を俯瞰したページです。通期計画は変更なしで、売上高は62億900万円、前年比1.6%の成長を見込んでいます。営業利益は18億2,900万円、前年比プラス2.2%です。その中で、それぞれのセグメントの上期の振り返りと、下期どうしていくかというところを1枚にまとめています。
医療ビジネスでは、今、医療業界全体でデジタル化、電子化の非常に大きな動きがあります。下期に向けてどのような戦い方をしていくかと言いますと、大規模医療機関へのクラウドサービスの推進、そしてクリニック向けの展開です。クリニックについては、この後も申し上げますが、非常に追い風になっている状況があります。それと、皆様ご存じの通り、医療機関向けの補正予算が大きく打ち出されましたが、医療DXは当社の本当の主戦場ですので、ここでかなり当社のシステムが採用されるだろうと見ています。これから順次採択されていくことになると思いますが、年末あるいは年度末に向けて、この予算が当社の売上となってきちんと数字に表れてくると思っています。
公共ビジネスについては、先ほど申し上げた通り、しっかりとした実績が積み上がってきています。上期でもいくつかの自治体案件を落札しており、これからお客様の数もどんどん増えてくるという流れになっています。
ヘルステックビジネスでの主なトピックは、電子カルテデータの利活用です。次世代医療基盤法という法律のもと、数少ない認定事業者として当社は動いておりますが、患者のデータを安全に扱うためにはそれなりの施設が必要で、上期はその新たな拠点の整備を進めてまいりました。下期にはそこが完成し、活動をスタートするという流れになっています。また医療機器については、海外で非常に評判が良く伸びていますが、さらにそこを伸ばしていきたい、なおかつ国内もきちんと伸ばしていきたいというのが全体の取り組みになります。
それでは、少し細かくご説明してまいります。医療ビジネスは、申し上げました通り上期に非常に良い取り組みができたと思っておりますし、下期に向けても不安な点は一切ございません。売上高の積み上げをご覧いただくと、ゆっくりですが、着実に売上・利益ともに伸びてきています。
そうした中で、当社の下期の成長材料としては、1つが補正予算、もう1つが電子カルテのREMORAです。REMORAは今、眼科のクリニック、眼科の小規模病院向けに非常に伸びているという状況です。Claioも一緒に伸びており、これが一定の売上の積み上げになってくることが期待できる下期になるかと思っています。
眼科の電子カルテは、クリニックであっても非常に難しい診療のフローを回さなくてはならないシステムで、眼科で本当に使える電子カルテというと、国内のメーカーでもいくつかしかありません。その中でも、難しい診療、特に手術を数多く手がけられている医療機関に対しては、やはり優秀なシステムが必要ということで、REMORAは今ヒット作としてお使いいただいています。さらにここが伸びてきているというのが現状です。
その内容で特筆すべき点はどこかと言いますと、販売・サービス種類別 売上構成比の円グラフの、当年H1FY2026時点のところをご覧いただきたいのですが、クラウドサービスが少しずつ増えてきています。これがまさにスタートの号砲というところです。これまで医療でのクラウド化は、実はクリニックの一部、例えば内科や小児科などではどんどん進んできていたのですが、大規模病院やその他の診療科ではなかなか進んでいませんでした。それがようやく動き始めたということです。
これは、大規模病院を主戦場とする当社にとってみると、ゲームの仕方が変わってきたということであり、これからどんどんクラウド化が進んでいきます。つまり、システム更新がどんどん減ってきます。使い続けるままにシステムのアップデートがされていく、ということは、ファインデックスのシステムをどこかに変えるタイミングが段階的に少なくなってきます。ファインデックスのクラウドのシステムをずっとお使いいただき続けるということが、これから増え始めるというお話です。
それと、右のエンドユーザー種類別 売上構成比の円グラフをご覧いただくと、大規模病院55%、中規模病院19%となっていますが、ここも少しずつ形が変わってくると思っています。これまでは大規模病院の中だけで動くシステムを手がけていたのが、今は病院と病院、病院と診療所、病院と薬局を結びつけていくネットワークシステムへと向かっています。まさにこれから、東京都でも国でもそうですが、なぜカルテの電子化をしなさいと言っているかというと、デジタル化することでリアルタイムのデータをいろいろと交換できるようになるからです。そうしたことが、これからの医療にとって非常に重要になります。医療費を削減する、効果的な医療を提供するという両面で非常に重要なのですが、そういったプラットフォーム、足回りを実は当社が手がけてきています。ですので、中規模病院や小規模病院のお客様がどんどん増えてくるというのが、これからの流れになってくると思います。
株式会社ファインデックス:2026年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(5)に続く