1日の日本株市場は、米国市場の流れから売りが先行するも、半導体株の底堅さを見極めながらの押し目狙いのスタンスになりそうだ。8月31日の米国市場はNYダウが374ドル安、ナスダックは31ポイント安だった。米軍は原油輸送の要衝ホルムズ海峡にあるイランのララク島を攻撃。これに対しイランはヨルダンなどの米軍基地に報復攻撃を加えた。中東情勢の緊張が再び高まるなか、原油高や長期金利の上昇が重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比560円安の65890円。円相場は1ドル=159円70銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まることになりそうだ。ただ、日経225先物はナイトセッションで66540円まで買われた後に軟化し、一時65720円まで売られた。ただ、25日線(65790円)が支持線として機能する形で下げ渋る動きをみせており、日中比630円安の65820円で終えた。75日線(66680円)とのレンジ内での推移が続いており、売り一巡後は押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
また、中東情勢が警戒されるなかにおいて、米国ではエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は反発している。この流れを受けて、指数インパクトの大きいアドバンテストやキオクシアHD、東京エレクトロン、ソフトバンクGといった半導体やAI関連株がリバウンドをみせてくるかが注目されそうだ。底堅さがみられるようだと、先物市場においても買いの動きが強まりやすいだろう。
そのほか、米国市場ではセールスフォースへの物色も続いていることで、ソフトウエア株などを見直す動きも意識されやすい。また、米長期金利は昨年1月以来の高水準をつけていることもあり、三菱UFJや三井住友など金融株への資金流入も意識されそうである。週末には米雇用統計の発表を控えていることで積極的な売買は手控えられそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。